中日新聞杯の穴馬探し
12月7日(土)に中京競馬場で行われる芝2000m重賞「中日新聞杯」の穴馬候補について解説します。今年も興味深いデータとポイントが満載です。2017年からこの週に移行した同レースの過去7年(2017〜2023年)の結果を基にした考察をお届けします。
レース概要
- 開催日:12月7日(土)
- 開催場所:中京競馬場
- 距離:芝2000m
- 格付け:G3
ポイント1:G3重賞経由馬の不振
前走G3重賞を経由した馬の成績は低調で、好走例がほとんどありません。一方、前走でG1・G2重賞を走った「格上馬」や、前走オープン特別組の活躍が目立ちます。
過去7年の前走別成績:
- G1・G2組:複勝率22%(3.3.2.28)
- G3組:複勝率9%(1.0.2.29)
- オープン特別組:複勝率23%(3.4.3.34)
- 3勝クラス:複勝率0%(0.0.0.6)
狙い目
- 前走G1・G2組:格上馬の中から、特に人気薄の馬に注目。
- 前走オープン特別組:安定感があり、妙味も期待できます。
ポイント2:前走G1・G2で大敗した馬の巻き返し
過去のデータでは、前走G1・G2で大敗してきた馬が中日新聞杯で激走するケースが多く見られます。昨年2着のハヤヤッコもその典型例で、前走G2で10着から13番人気で2着に突っ込みました。
該当馬リスト:
- キングズパレス
- クルゼイロドスル
- コスモキュランダ
- ジェイパームス
- マテンロウレオ
ポイント3:若い馬ほど好走傾向
馬齢が若いほど好成績を残しており、特に3歳・4歳馬が狙い目です。
過去7年の馬齢別成績:
- 3歳:複勝率36%(2.2.0.7)
- 4歳:複勝率30%(4.2.5.26)
- 5歳:複勝率8%(1.0.2.34)
- 6歳以上:複勝率9%(0.3.0.31)
ポイント4:関東馬の劣勢
関東馬はアベレージが低く、狙いにくい状況です。一方、関西馬が安定した好成績を残しています。
過去7年の所属別成績:
- 関東馬:複勝率13%(1.3.0.28)
- 関西馬:複勝率20%(6.4.7.70)
ポイント5:バランス型の馬を狙え
中京芝2000mでは、位置取りと末脚の速さのバランスが重要です。極端に前に行きすぎるか、後ろすぎると不利になります。ペースがスローでも縦長の展開になるため、余力を持った馬が直線で伸びる可能性が高いです。
注目点:
- 道中で中団前後をキープ。
- 上がり3ハロンでしっかりと速い脚を使える馬。
ポイント6:牝馬が穴の狙い目
牝馬は人気薄での激走が目立っています。昨年も牝馬のピンハイが3着に入線しました。
過去7年の性別別成績:
- 牡・セン馬:複勝率16%(6.6.4.87)
- 牝馬:複勝率31%(1.1.3.11)
該当馬リスト:
- エリカヴァレリア
- グランスラムアスク
- シランケド
- ベリーヴィーナス
穴馬候補まとめ
今回の中日新聞杯における注目の穴馬候補は以下の通りです。
- ポイント2/前走G1・G2で掲示板外:
- キングズパレス
- クルゼイロドスル
- コスモキュランダ
- ジェイパームス
- マテンロウレオ
- ポイント6/牝馬:
- エリカヴァレリア
- グランスラムアスク
- シランケド
- ベリーヴィーナス
(img: 中京競馬場芝2000mのイメージ図)
これらの馬たちが波乱を起こす可能性に注目してみてください!