ターコイズSの穴馬探し
「ターコイズS」の穴馬探しをお届けします。
ターコイズSは、12月14日(土)に中山で行われる牝馬限定の重賞レースです。今年で重賞格上げ後10年目を迎えます。レースの性質や傾向を分析し、注目すべきポイントを解説します。
重賞格上げ後の傾向とポイント
1. 重賞格上げ後は関西馬の天下
重賞格上げ後の近9年間、馬券に絡んだ27頭中18頭が関西馬でした。特に、人気薄で馬券に絡むのは関西馬が多いのが特徴です。
- 人気薄で馬券に絡んだ関西馬
- 2015年 1着 11番人気
- 2015年 2着 16番人気
- 2015年 3着 15番人気
- 2018年 2着 10番人気
- 2021年 3着 13番人気
- 2022年 3着 6番人気
関西馬の本気の遠征が成功している理由として、賞金アップによる影響が考えられます。
2. G3転戦組の成績は良くない
重賞格上げ後、近9年間の前走別成績では、G3転戦組の成績が振るいません。
前走クラス | 複勝率 | 成績 |
---|---|---|
G1・G2 | 22% | 6.2.5.45 |
G3 | 14% | 1.1.1.18 |
オープン特別 | 16% | 1.3.2.31 |
条件クラス | 20% | 1.3.1.20 |
3. 「枠」の傾向
中山マイルのレースでは内枠有利のイメージが強いですが、このレースでは決してそうとは限りません。
枠 | 複勝率 | 成績 |
---|---|---|
1・2枠 | 14% | 2.1.2.31 |
3・4枠 | 28% | 3.4.3.26 |
5・6枠 | 8% | 1.2.0.33 |
7・8枠 | 26% | 3.2.4.26 |
牝馬特有のモマれる弱さが影響し、外枠からの好走も目立っています。
4. 4歳馬が好調
近9年の馬齢別成績をみると、4歳馬が他を上回る成績を収めています。
馬齢 | 複勝率 | 成績 |
---|---|---|
3歳 | 18% | 4.2.1.33 |
4歳 | 27% | 2.6.4.33 |
5歳以上 | 14% | 3.1.4.51 |
成長曲線が早い牝馬のレースでは、4歳馬の活躍が顕著です。
5. ロベルト持ちの馬が毎年連対
父または母父がロベルト系の馬が毎年連対しています。
- 過去の該当馬
- 2015年 1着 母父シンボリクリスエス
- 2017年 1着 母父シンボリクリスエス
- 2022年 2着 父スクリーンヒーロー
該当馬
- イフェイオン
- ジューンオレンジ
- メイショウホシアイ
6. 逃げ馬に注意
近9年の逃げ馬の成績は複勝率33%(1.1.1.6)。昨年も8番人気の逃げ馬が2着に粘り込みました。
7. リピーターの好走が多い
重賞格上げ後はリピーター馬の活躍が顕著です。昨年もリピーター馬が1着と3着に入りました。
- 主なリピーター馬
- ミスパンテール(2017年1着、2018年1着)
- ミスニューヨーク(2021年1着、2022年1着、2023年3着)
該当馬
- フィールシンパシー
まとめ
ターコイズSは、関西馬や4歳馬が強く、ロベルト系やリピーター馬が好走する特徴があります。さらに、枠や逃げ馬にも注意しつつ、傾向を参考に穴馬を探してみてください。