有馬記念2024はアーバンシックが勝つ

有馬記念2024は、年末の競馬を締めくくるグランプリレースです。今年の勝利予想馬は、アーバンシックです。

アーバンシックが勝つ理由

  1. 前走の好成績と菊花賞組の信頼性
    アーバンシックは前走菊花賞に出走し、近年の有馬記念で菊花賞組は複勝率40%と安定した好成績を収めています。この信頼性とレース適性が勝利のカギとなります。
  2. 適性の高さ
    アーバンシックは中山内回りコースに適応する柔軟性を持っています。このコース特有のタイトな展開にも対応できる点が大きな強みです。

有馬記念のポイント解説

ポイント1: 枠順の重要性

有馬記念では外枠が極端に不利とされています。過去10年の成績を見ても、特に15番枠と16番枠は複勝率10%と低調な成績を示しています。

  • 内枠(1番から10番): 馬群に潜り込むことが容易で有利。
  • 外枠(11番から16番): 特に日本人騎手では厳しい成績。

近10年の「馬番」別の成績は以下の通りです。

  • 1番と2番: 複勝率15%(1.1.1.17)
  • 3番と4番: 複勝率20%(1.2.1.16)
  • 5番と6番: 複勝率25%(2.2.1.15)
  • 7番と8番: 複勝率20%(2.0.2.16)
  • 9番と10番: 複勝率30%(3.2.1.14)
  • 11番と12番: 複勝率15%(1.1.1.17)
  • 13番と14番: 複勝率15%(0.1.2.17)
  • 15番と16番: 複勝率10%(0.1.1.18)

ポイント2: 前走の着順とレース

前走でどのレースに出走していたかが重要な要素です。

  • 凱旋門賞: 複勝率33%(0.1.2.6)
  • 菊花賞: 複勝率40%(2.2.2.9)
  • 天皇賞秋: 複勝率35%(3.2.1.11)
  • エリザベス女王杯: 複勝率12%(0.2.1.23)
  • ジャパンカップ5着以内: 複勝率48%(3.3.4.11)
  • ジャパンカップ6着以下: 複勝率0%(0.0.0.30)
  • G2: 複勝率4%(1.0.0.24)
  • G3または非重賞: 複勝率0%(0.0.0.11)

3者あわせた成績は41頭(5.5.5.26)で、複勝率37%。馬券に絡んだ30頭のうち半数の15頭がこの組です。

該当馬:

  • アーバンシック
  • ダノンデサイル
  • ベラジオオペラ

ポイント3: 中山・阪神内回りの連対実績

過去8年で好走した24頭のうち18頭が、中山・阪神内回り2500メートル以下のG1・G2で連対経験を持つ馬でした。

  • 2016年
  • 1着 サトノダイヤモンド
  • 2着 キタサンブラック ★
  • 3着 ゴールドアクター ★
  • 2017年
  • 1着 キタサンブラック ★
  • 2着 クイーンズリング ★
  • 3着 シュヴァルグラン
  • 2018年
  • 1着 ブラストワンピース
  • 2着 レイデオロ ★
  • 3着 シュヴァルグラン ★
  • 2019年
  • 1着 リスグラシュ− ★
  • 2着 サートゥルナ−リア ★
  • 3着 ワールドプレミア
  • 2020年
  • 1着 クロノジェネシス ★
  • 2着 サラキア ★
  • 3着 フィエールマン ★
  • 2021年
  • 1着 エフフォーリア ★
  • 2着 ディープボンド
  • 3着 クロノジェネシス ★
  • 2022年
  • 1着 イクイノックス ★
  • 2着 ポルトグフ−シュ
  • 3着 ジェラルディーナ ★
  • 2023年
  • 1着 ドウデュース ★
  • 2着 スターズオンアース ★
  • 3着 タイトルホルダー ★

ポイント4: 3歳馬の注目

近10年の馬齢別成績は以下の通りです。

  • 3歳: 複勝率36%(4.3.2.16)
  • 4歳: 複勝率19%(3.5.1.39)
  • 5歳: 複勝率22%(3.2.6.40)
  • 6歳以上: 複勝率3%(0.0.1.35)

特に3歳馬は好成績を残しており、注目すべき世代と言えます。前走G1に出走していた3歳馬に限ると複勝率は50%に達します。

ポイント5: 逃げ馬の好走パターン

逃げ馬が馬券圏内に入ることは少ないですが、昨年のタイトルホルダーや過去のキタサンブラックのように、展開次第で前残りの可能性も考えられます。

近10年で逃げた馬が馬券圏内に残った例:

  • 2015年キタサンブラック: 3着、4番人気
  • 2017年キタサンブラック: 1着、1番人気
  • 2023年タイトルホルダー: 3着、6番人気

ポイント6: 大穴馬の厳しさ

近10年の有馬記念で11番人気以下の馬は以下の通りの成績を示しています。

  • 1着: 0回
  • 2着: 1回
  • 3着: 0回
  • 着外: 59回

実際に60頭(0.1.0.59)とほぼ馬券圏内に絡んでおらず、大荒れを狙うよりも、実力馬を重視したほうが賢明です。

ポイント7: 種牡馬傾向

ディープインパクト産駒とキングカメハメハ産駒はこのレースで苦戦する傾向があります。代わりにドゥラメンテ産駒が堅調な成績を残しています。

近10年の種牡馬別成績:

  • ディープインパクト産駒: 複勝率16%(2.1.2.27)
  • キングカメハメハ産駒: 複勝率13%(0.2.0.14)
  • ドゥラメンテ産駒: 複勝率50%(0.1.1.2)

軽視対象馬(ディープ・キンカメ産駒):

  • ジャスティンパレス
  • シャフリヤール
  • シュトルーヴェ
  • スタニングローズ
  • ハヤヤッコ
  • プログノーシス

結論

有馬記念2024は、前走菊花賞組でコース適性に優れるアーバンシックが勝利する可能性が最も高いです。枠順や前走成績、種牡馬傾向などのデータを参考にして馬券を検討してください!