アメリカジョッキークラブカップ2025は「ディープモンスター」が勝つ
はじめに
「アメリカジョッキークラブカップ2025(AJCC)」は、1月26日(日)に行われる芝2200mのG2重賞です。今回も、過去のデータを元にポイントを整理し、勝利予想馬を導き出します。本記事では、「ディープモンスター」を勝利予想馬として選んだ理由を中心に解説していきます。
過去のデータから見る注目ポイント
【ポイント1】最終調教の「コース」に大注目
- ウッド・ポリトラック組: 複勝率29%(7.6.7.48)
- 坂路組: 複勝率11%(1.2.1.33)
近8年では坂路組が1着を逃しており、トラック調教を行った馬のほうが有利です。特に極寒期の坂路追いでは絞り切れない馬が多いことも影響しています。昨年も坂路組は全滅、ウッド追いの馬が上位を独占しました。
【ポイント2】前走距離は要チェック
- 前走1800m以下: 複勝率7%(0.0.1.14)
前走1800m以下の距離を走った馬は、耐久力が求められるAJCCでは苦戦しています。スタミナが重要なレースだけに、この距離を使った馬では結果を出せていません。
該当馬:
- アケルナルスター
- ホウオウリアリティ
【ポイント3】関西ジョッキーの東上に注目
- 関西ジョッキー: 複勝率44%(5.5.2.15)
- 関東ジョッキー: 複勝率14%(4.5.5.85)
わざわざ中山に遠征してくる関西ジョッキーの馬は勝負気配が高いです。特に、関西のジョッキーが関東馬に騎乗した場合、複勝率64%(11走中3勝)と驚異的な成績を残しています。
該当馬:
- ディープモンスター(浜中俊予定)
- ポタジェ(岩田望来予定)
【ポイント4】牝馬は苦しい
- 過去10年の成績: 複勝率0%(0.0.1.6)
牝馬の連対は過去10年間で一度もなく、タフなレース条件が影響していると考えられます。
【ポイント5】明け4歳馬に妙味ナシ
- 4歳: 複勝率35%(2.4.2.15)
- 5歳: 複勝率23%(3.1.3.23)
- 6歳: 複勝率23%(4.1.3.27)
- 7歳以上: 複勝率13%(1.4.2.46)
4歳馬の成績は優秀ですが、好走した8頭全てが上位人気馬であり、穴馬としての期待値は低いです。一方、5歳以上の馬は中穴人気でも好走例が多く、狙い目となります。
【ポイント6】なかなか逃げ残れないレース
- 逃げた馬の成績: (1.0.1.8)
逃げた馬が勝利するのは難しいレースであり、クリールカイザーが勝った2015年以降、逃げ切り馬は出ていません。
【ポイント7】前走履歴の要注意ポイント
以下のレースを前走とした馬の成績が低調です。
- 有馬記念: 複勝率11%(1.0.0.8)
- ステイヤーズステークス: 複勝率8%(1.0.0.11)
- 中山金杯: 複勝率8%(0.0.1.11)
- 非重賞: 複勝率11%(1.1.2.32)
これらのレースを使った馬は、間隔が詰まりすぎている、適性が極端に異なる、または力不足といった理由から結果を残せていません。
総評と勝利予想馬
以上のポイントを踏まえ、「ディープモンスター」を本命馬としました。
- 理由1: 関西ジョッキー(浜中俊)の騎乗予定。
- 理由2: 前走距離2200m以上でスタミナを備えている。
- 理由3: ウッドトラック調教で仕上げられている可能性が高い。
「アメリカジョッキークラブカップ2025」は、「ディープモンスター」の激走に期待しましょう!