阪神牝馬ステークス2025|AIが選ぶ穴馬3頭とは?

2025年4月12日(土)、阪神競馬場で行われるマイル重賞「阪神牝馬ステークス」。この一戦は、ヴィクトリアマイルに向けた重要な前哨戦という位置付けであり、各陣営の思惑が交錯する実力伯仲の一戦となる。そんな中、競馬新聞的視点から「穴馬」を炙り出すべく、2016年以降のデータを基にした7つのポイントを整理してお伝えしよう。

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ポイント1:オープン特別組は苦戦傾向

過去9年の前走別成績を俯瞰すると、オープン特別を経由してきた馬の成績は芳しくない。具体的には、【2.0.0.17】で複勝率は11%。これは、上がり馬(条件戦組)の複勝率29%や、重賞組の25%と比べても明らかに見劣る。

条件戦を勝ち上がった勢いのある馬でもなければ、重賞で揉まれてきた経験もない、いわゆる「B級オープン馬」では、この一戦で通用しないという証左だろう。

今年の該当馬としては、ウンブライルヒルノローザンヌの2頭がこの条件に該当する。実績からの巻き返しが期待される反面、データ的には軽視が妥当といえる。

ポイント2:愛知杯→阪神牝馬Sの黄金ローテに変化

過去に目を向けると、重賞組の中でも前走「愛知杯」組の健闘が目立っていた。出走7頭で【0.2.2.3】、複勝率57%と抜群の安定感。しかし注意すべきは、番組編成の変更により、今年から愛知杯は小倉牝馬ステークスとして開催されたことだ。

つまり、「前走愛知杯組」というデータの意味合いは今年から大きく変わっており、同じように扱うのは危険。注目すべきは、むしろその流れを引き継ぐ「小倉牝馬S組」かもしれない。

ポイント3:中山牝馬S組は不発傾向

重賞組が安定している中で、ひときわ低調なのが「中山牝馬ステークス」組。成績は【1.0.0.8】、複勝率は11%とオープン特別組と同水準。牝馬限定G3の中山牝馬Sを使ってきた馬では、G2の阪神牝馬Sの壁は高いということか。

今年の該当馬は、キミノナハマリアジューンオレンジビヨンドザヴァレーの3頭。過去データを重く見るならば、軽視すべき存在といえるだろう。

ポイント4:若さがモノを言う!4歳馬が圧倒的

近9年の年齢別成績では、4歳馬の【5.7.4.35】複勝率31%が際立つ。5歳馬が16%、6歳以上が17%と比較すると、その差は歴然。この時期の古馬牝馬は、繁殖に上がらなかった理由がある馬も多く、能力面での陰りが見え始めている可能性がある。

反面、伸び盛りの4歳馬はこのレースに照準を絞って臨む馬も多く、狙うなら若さ溢れる4歳馬が有力だ。

ポイント5:2016年以降は完全な上がり勝負

舞台が内回り1400mから外回り1600mに変わった2016年以降、レースの流れが大きく変貌。テンの3ハロンよりも上がり3ハロンが速い「後傾ラップ」が続き、完全に直線の瞬発力勝負へと様変わりした。

例えば、2018年は【37.2-33.8】で後傾3.4、2021年には【35.1-33.2】と後傾1.9。これだけの変化は、舞台替えの影響そのものだ。今では、道中ゆったりからの瞬発力勝負が定番となっており、「速い上がり」を使える馬が上位を占めやすい。展開に左右されにくい末脚型をマークすべきだ。

ポイント6:距離短縮組が台頭中

前走からの距離変化に注目すると、距離短縮組(中山牝馬S除く)が【2.5.4.22】と好成績で、複勝率は33%とトップ。逆に中山牝馬Sからの距離短縮馬は【1.0.0.8】と低迷している。

これは、2000mから1600mへの距離短縮が、スピード面での刺激を与え、ちょうど良いスイッチとなっている可能性がある。2025年もこの傾向を踏まえ、距離短縮組の出走馬には注目しておく必要があるだろう。

ポイント7:外枠は勝ち切れないジンクス

最後に、枠順に関するデータにも一言。12番より外枠に入った馬は、過去9年で【0.3.1.16】。2着や3着に顔を出すことはあっても、1着が一度もないというのは決して無視できない傾向だ。

先行して流れに乗ることが求められる阪神外回りマイルでは、外を回るロスが致命傷になりやすい。枠順が出た段階で、外枠に入った実力馬でも過信は禁物だ。

AI予想:勝ち馬3頭はこの馬だ!

データ分析をベースに導き出した、2025年阪神牝馬ステークスの勝ち馬候補は以下の3頭。それぞれの馬が持つ「強み」と、記事中のポイントとの合致をもとに選出している。

ボンドガール(6枠10番)

本命候補の一頭は、4歳馬のボンドガール。近9年で最も好成績を収めている4歳世代に属しており、さらに距離短縮組である可能性も高い点が評価できる。阪神外回りマイルの瞬発力勝負においては、軽いフットワークと決め手を備えた馬に分があり、キレ勝負に持ち込めるこの馬には展開的な追い風が吹く可能性がある。

スウィープフィート(5枠7番)

次に注目したいのが、同じく4歳馬のスウィープフィート。枠順も中程で、データ的に勝ち馬が出やすい条件を満たしている。年齢面だけでなく、速い上がりに対応できる脚質もこのレースに向いており、上がり勝負となる可能性が高い阪神牝馬Sにおいて軸にしやすい1頭だ。

タガノエルピーダ(3枠3番)

最後に推したいのが、3枠から出走するタガノエルピーダ。こちらも4歳馬で、上記の2頭と同様に、若さと成長力が武器。外枠不利というデータからも、3枠という好配置はプラス材料。展開次第では一気の差し脚を炸裂させてもおかしくない存在だ。


これら3頭は、年齢・脚質・枠順・距離短縮の有利性といった、記事中で強調されたポイントに的確に合致する存在。どの馬にも勝機があり、本番での仕上がり次第では、いずれも勝ち馬になれる条件が整っている。