暴行罪確定の木村哲也調教師、29日から調教停止
JRAは28日、木村哲也調教師に対し、今月7月29日から調教停止処分を科すことを発表しました。期間は未定で、後日開かれる裁定委員会によって定められます。
木村師は2019年12月11日、当時師弟関係にあった大塚海渡騎手に暴言を浴びせ、頭をたたいたことで、同騎手から茨城県稲敷署に被害届を出されました。今年6月30日に土浦区検が暴行罪で木村師を略式起訴した後、土浦簡裁が今月12日付で同師に対して、罰金10万円の略式命令を出していました。同師は正式裁判の申し立てをせず、罰金を納付、27日に刑が確定しました。
JRAの調教師が暴行罪による刑事処分を受けるのは初めてで、今後は裁定委員会で対応が協議されます。また、木村厩舎が管理する全67頭の競走馬は、29日付で岩戸厩舎に転厩します。