フェブラリーSの穴馬探し
フェブラリーSは2月21日(日)に東京ダート1600mで今年のG1開幕戦です。
さっそく当レースのポイントをお伝えします。
【ポイント1】今年は荒れるかも?
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→今年の当レースの登録メンバーを診てまず感じたのがコレ。とにかく、今年はメンバーが手薄です。
クリソベリルが故障。チュウワウィザ-ドはサウジアラビアへ遠征。
オメガパフュ-ム・ケイティブレイブは回避。ゴールドドリーム・モズアスコットは引退。
例年はダートの猛者が揃うレースですが今年は逆。これほど役者が揃わないことも珍しい印象です。
いつも記していますがメンバーレベルが下がる時が、穴の出現チャンス。
今年は結構荒れるかも…と診ています。
【ポイント2】芝スタートでの好走
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→フェブラリーSの隠れたキモです。毎年お伝えしています。下記を診てください。
無い馬 複勝率15%(3.2.0.28)
有る馬 複勝率20%(7.8.10.100)
これは近10年の出走全馬を、「フェブラリーSまでに芝スタートのダートで3着以内に好走した実績の有無」で分けた時のフェブラリーSでの成績です。
このようにフェブラリーSまでに芝発進のダート戦でG1好走した事がある馬が優勢です。
芝スタートのダート戦=ダート馬にとっては特殊性が非常に高くて厄介なシロモノ。
何せ、芝適性が低いからダートに転じてきた馬が、何の因果かまた芝の上を走らされるのです。
しかもフェブラリーS=そんな「芝スタートのダート戦」の最高峰戦。
ですので「芝耐性」を備えているか否かが他レース以上に問われており、芝スタートのダートで好走した事が無い馬では苦しい…という事なのでしょう。
しかも「無い馬」で馬券圏に好走した5頭のうち昨年1着馬・モズアスコットは芝発進のダート戦こそ未体験でしたが芝レースそのものでG1を勝っていた馬。
つまり芝への適性は備えていましたから、実質「有る馬」に編入したほうがタイプ的に合っている馬とも言えました。
そんなモズアスコットを除くと「無い馬」は複勝率13%〈2.2.0.28〉。さらに低調となります。
★簡単に言えば東京ダ1600mでの実績と考えてよいです。
【ポイント3】距離短縮馬が強い
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→「距離ぶん」以上のスタミナが必要…と言われる当舞台での最高峰レースらしく、前走で1800m超の距離を使い、今回で距離短縮してきた馬の成績が優秀です。
近10年出走全馬の「前走距離」別の成績は下記のとおり。
延長組と短縮組で、ほぼダブルスコアの複勝率となっています。
今回距離を延長(4.2.2.63)複勝率11%
今回距離を短縮(6.8.7.59)複勝率26%
今回同距離 (0.0.1.6) 複勝率14%
★前走で東海S、または、チャンピオンズCを使った馬が該当します。
マイルの経験すらないレッドルゼルは、かなり厳しいと言わざるを得ません。
【ポイント4】ゴールドアリュ-ル産駒
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→当レースでゴールドアリュ-ル産駒が21頭出走して(3.4.1.12)、複勝率40%と成績優秀です。毎年のように「好走馬」を出しています。
当レースの近10年の主な種牡馬成績も記しておきます。
★今年はサンライズノヴァのみ。
オーヴェルニュはスマートファルコン(父ゴールドアリュ-ル)産駒です。
【ポイント5】関西馬が強い
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→近10年の東西所属別の成績は下記のとおりです。関西馬が断然優勢。
関西馬(9.8.10.100)複勝率21%
関東馬(1.1.0.21) 複勝率 9%
地方馬(0.1.0.7) 複勝率13%
★アルクトスとカフェファラオが関東馬です。
【ポイント6】隔年で好走
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→2年連続ではなく、1年以上「間」を空けて複数回好走する馬が多いのも当レースの特徴。
近10年だけでも下記の「該当馬」がいます。
ダート馬の場合は息が長いのが特徴ゆえ、1年程度のプランクがあっても、当レースでの好走実績さえある馬なら、また平気で蘇ってくるということでしょう。
今年もこれに該当する馬が出走しますが…
★インティとサンライズノヴァが該当します。
【ポイント7】外国人ジョッキー
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→近10年でデムーロ騎手が(2.1.0.2)、ルメール騎手が(1.2.0.2)。ともに複勝率60%。
以上6点を鑑みたうえで、買い目の参考にしていただけると幸いです。
最もポイントに適合するのがサンライズノヴァです。
7歳ですが今年はメンバーが手薄ということで勝つ可能性もありそうです。