小倉大賞典の穴馬探し
小倉大賞典は2月21日(日)に小倉の芝1800mで行われるハンデ重賞。
さっそく、当レースのポイントをお伝えします。
昨年はドゥオーモ・ジナンボーの2頭をあえてダブル推奨。2・3着に走ってくれました。特にドゥオーモは10番人気で快走。
昨年に「結果」が出たレースですので、今年の当欄も、昨年に用いた予想内容を積極的にまた使いつつ話を進めていきます。
【ポイント1】ディープ産駒
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→昨年の当レースは「ディープ産駒」のワンツースリー決着。
なぜ私が、「ディープ産駒」2頭=ドゥオーモ・ジナンボーをダブル推奨したかと言えば、昨冬の小倉の芝中距離でディープ産駒がやたら走っていたからです。
昨年は、小倉大賞典の前週までディープ産駒が絶好調。複勝率38%、(6.2.3.18)でした。
ですので「目下の小倉の芝はディープが走りやすい馬場」と診てディープ産駒2頭を推したのです。
そこで、今年もまったく同じ手法で…今冬の小倉芝中距離=1800m~2000m戦の種牡馬成績を診てみます。
なんと。先週までディープ産業駒が絶不調。複勝率12%!(2.0.1.22)です。
昨年が、複勝率38%。
今年が、複勝率12%。
つまり昨年と今年で小倉の「芝の状態」は全く違うというワケです。
今年は上記のようにランキングの上位をいかにも重い、渋いタイプの種牡馬が占めています。
★今年の出走馬ではルーラーシップ産駒が最上位。
父キングマンボ系を狙うのがよさそうです。
ルーラーシップ産駒…ヴァンケドミンゴ、フェアリーポルカ、ディアンドル
【ポイント2】牝馬は厳しい
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→近10年の牡牝別成績を診ていただくと牝馬の苦戦は明白。タフな質のレースですので牝馬には厳しいのてしょう。
また小倉への長い輸送を経て牡馬混合重賞挑戦という状況も、決してラクとは言えません。
牡セン (10.9.10.110)複勝率21%
牝 (0.1.0.15) 複勝率 6%
★今年はフェアリーポルカ、デンコウアンジュ、ディアンドルの3頭。
【ポイント3】重賞実績が必要
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→近10年の前走格別・成績を診てください。
GI (1.0.1.5) 複勝率29%
G2 (2.4.2.17)複勝率32%
G3 (4.4.5.67)複勝率16%
オープン特別(1.1.2.23)複勝率15%
準オープン (2.0.0.9) 複勝率18%
小倉大賞典=ローカルのハンデG3でメンバーも弱いですから、力の元値が足りない馬や格下馬でも通じると思いがちです。
しかし、前走でG1やG2など格上レースを走ってきた馬の成績が上記のように普通に優秀です。
しかも【ポイント4】のとおり、軽ハンデ馬が苦しんでいる事も鑑みれば、小倉大賞典=「ローカルのハンデG3重賞らしくないレース」と捉えておくのが正解なのかもしれません
【ポイント4】軽ハンデ馬は苦戦中
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→小倉大賞典ではハンデが54キロ以下の馬が苦戦中。
近10年の、ハンデ別の成績を診てください。
53キロ以下(0.2.1.22)複勝率12%
54キロ (1.1.0.26)複勝率 7%
55キロ (3.1.4.28)複勝率22%
56キロ以上(6.6.5.49)複勝率26%
このように54キロ以下の馬が苦戦中です。ハンデが重くなるほど好成績。
基本的には「今回は軽ハンデで好走しそう!」と安易に飛びつけないレース、というワケです。
【ポイント5】基本的に内枠有利
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→近10年の出走全馬の枠別成績を診てください。
01~04番枠(3.6.4.27)複勝率33%
05~08番枠(4.0.1.35)複勝率13%
09~13番枠(3.1.5.40)複勝率18%
14~18番枠(0.3.0.23)複勝率12%
このように4番枠から内の馬の複勝率が一枚抜けています。
小回り1800mで、しかも1コーナーへの距離が短め。
そんな舞台で、脚の速いオープン馬が多頭数で走るのですからどうしても、外枠馬はコーナーごとに外の方へ振られてキツくなりがち。
その年の馬場状態があまり良くない年でも内を捌いて台頭してくるシーンもあり、基本は内有利のレースと捉えておくほうが良いでしょう。
★1番人気ボッケリーニは8枠、条件が不利です。
以上5点を鑑みたうえで、買い目の参考にしていただけると幸いです。