阪急杯の穴馬探し
阪急杯は2月28日(日)に阪神芝1400mで行われるG3重賞。高松宮記念へのステップレースです。
さっそく当レースのポイントをお伝えします。
【ポイント1】逃げた馬が止まらない
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→イべリスの先週のレースも象徴的でしたが相変わらず、今の阪神の芝は逃げた馬が止まりません。
先週も、芝のレースが8クラありましたが、なんと「逃げた馬」が全馬、掲示板に残ってしまいました。
土曜は4・1・3・1着。
日曜は1・2・4・5着。
さすがにここまで極端ですと、もう「逃げそうな馬」は無視出来ません。
⇒レシステンシアが逃げる確率が高いですが、行けなかった場合はロードアクアでしょうか?
ロードアクアが逃げた場合、掲示板くらいはあるのかも知れません。
【ポイント2】内枠天国
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→阪急杯が、新しい阪神コースの1400mで行われるようになった2007年以降、近14年の枠別成績を診て下さい。
1・2枠(7.6.7.34)複勝率37%
3・4枠(1.4.5.44)複勝率19%
5・6枠(1.1.0.54)複勝率 4%
7・8枠(6.2.2.54)複勝率16%
一目瞭然。とにかく阪急杯は内枠有利のレース。
14年間で馬券に絡んだ42頭中、半数の20頭が1・2枠という極端さです。
タイトな内回りトラック、しかも終始一貫速めのスピードが持続される「阪神芝1400m重賞」。
ゆえに、外枠の馬はなかなかコースの内へ潜りこめません。そのまま外を回らされるキツい走りを強いらます。
しかも阪急杯は、内々の芝が良い開幕週の施行。
ということで当レースで毎年、これほど極端な内枠有利の傾向が出ているのでしょう。
差すにしても内枠から内を捌く策がベターですが、特に今年は内々の馬場が止まらない状態ですから、
当傾向はなおさらカギになってくると診ています。
⇒1枠2番ダノンファンタジーが軸に最適でしょう。
【ポイント3】関東馬が健闘
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→近10年の東西別成績を診てください。複勝率でなんと関東馬が関西馬とほぼ互角です。
関東馬 複勝率20%(3.2.2.28)
関西馬 複勝率18%(7.8.8.106)
関東馬がこれほど健闘している「関西の重賞」ちょっと珍しい印象。
そもそも関東ではこの時期、芝1400mの重賞の施行がありません。
芝1200mの重賞は地元の中山で次週に「オーシャンS」が組まれていますが、それよりも1400mの距離にこだわり、西へわざわざ手間ヒマをかけて遠征してくる関東馬=勝負気配がけっこう強いというコトかもしれません。
⇒今年は昨年の勝ち馬であるベストアクターのみですが、1年の長期休養明け。
高松宮記念に出走するための叩き台にも思えますが、ベストは1400m、血統的にも京王杯SCあたりを狙っていると思います。
【ポイント4】前走惨敗から巻き返しは難しい
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→近10年の当レースで、「前走で1.0秒以上の着差で負けていた馬」が(1.1.1.36)とまったく振るいません。複勝率8%。
テンからハイラップの忙しい流れになる当レースですから前走(=ほとんどの馬が短距離かマイル戦)で大きな着差を付けられていた、
いわば「目下の絶対スピードが足りない」馬ではかなり厳しい面があるのでしょう。
⇒比較的人気になりそうで、前走1.0秒以上負けていた馬は、カツジとクリノガウディーです。
【ポイント5】格の足りない馬では厳しい
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→近10年の前走クラス別の成績を診てください。前走で「非・重賞」を使っていた馬が大苦戦です。
非・重賞 (2.0.2.40) 複勝率 9%
重賞 (8.10.8.88)複勝率21%
(海外も含む)
高松宮記念の直前でいわゆる「A級馬」も多数出走しますし、それらの馬が(本番まであまり日も無いため)ソコソコ仕上げて出てきます。
前走で非・重賞レースを使ってきていたような格下馬ではそもそも苦しいのでしょう。
斤量が増えている馬が好アベレージです。
前走から斤量が増えた=近況好調or地力がもともと上位の馬で、今回のハンデを重めに背負わされた馬ですが、
それらの馬がハンデにめげることなく近況の好調度(or力の元値の高さ)を活かしてよく走っていると言えます。
前走でニューイヤーSを勝ったミッキーブリランテ、今回が昇級戦のメイショウチタンは厳しいでしょう。
【ポイント6】リファール&ダンチヒ
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→近年の当レースは父or母父リファール系、父or母父ダンチヒ系の馬が台風の目、人気薄で上位に好走しています。
上記は、近5年に掲示板に載った父or母父リファール系、父or母父ダンチヒ系の馬ですが、
このように両血筋とも「人気薄」の馬が多数掲示板に健闘しています。
一本調子のレースに強いリファール系、高速馬場の短距離戦に強いダンチヒ系と私的には診ていますが、
阪急杯=その両素養が活きやすいレースということなのでしょう。
以上6点を鑑みたうえで、買い目の参考にしていただけると幸いです。