『日経賞の穴馬探し』
PART1 —————————————-
「日経賞」の
穴馬探しをお届けします。
日経賞は
3月27日(土)に
中山芝2500mで行われる
天皇賞春の前哨戦です。
土曜施行の一戦ですので
さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。
【ポイント1】
ステイゴールド vs トニービン vs ロベルト |
→日経賞は血統の偏りが
発生しているレースです。
近10年の好走馬の
血統を診てください。
12年1着馬
12年2着馬 ◆
12年3着馬 ◆
13年1着馬 ★
13年2着馬 ◆
13年3着馬 ●
14年1着馬 ◆
14年2着馬
14年3着馬
15年1着馬 ◆
15年2着馬 ◆
15年3着馬
16年1着馬 ●
16年2着馬
16年3着馬
17年1着馬
17年2着馬 ★
17年3着馬 ◆
18年1着馬 ★
18年2着馬 ◆
18年3着馬
19年1着馬
19年2着馬 ★
19年3着馬
20年1着馬 ◆
20年2着馬
20年3着馬 ★
◆ トニービン持ち
● 父ロベルト系
★ 父ステイゴールド系
中山芝2500m戦に強い
父ステイゴールド系、
パワー・スタミナとも
備えるトニービン持ち、
父ロベルト系の馬
上記のように、好走馬の
大半を占めているのです。
このように2012年以降で
診ると好走馬27頭中、
じつに19頭が「該当馬」。
つまり毎年馬券に絡む
3頭のうち、2頭以上が
いずれかの血統の馬と
いうことなのです。
要チェックです。
【ポイント2】
前走距離が極端に短かった馬が大苦戦 |
→これも大きなポイント。
日経賞では前走の距離が
2000m以下だった馬が
極端に苦戦しています。
近10年(阪神開催の
2011年を除く)の
出走馬の前走距離別の
成績を診てください。
2000m以下 複勝率10% 0.0.3.27
2200m 複勝率27% 2.3.3.22
2400m 複勝率33% 5.3.1.18
2500m 複勝率35% 2.3.2.13
2600m超 複勝率11% 1.1.1.25
このように2000m以下の
距離を使ってきた馬が
極端に不振です。
【ポイント1】で記した
ようにスタミナ血統馬が
よく走るレースですから、
前走で2000m以下の
レースを使ってきたような
中距離志向の強い馬が、
いきなり中山の2500mに
距離延長してきても厳しい
ということなのでしょう。
【ポイント3】
関西馬の本気度に要注意 |
→日経賞は、基本的に
春の天皇賞を目指す
「関東馬」のための
ステップ重賞です。
いっぽうで春天を目指す
「関西馬」には、前週に
ステップレースとして
阪神大賞典が用意されて
います。
にもかかわらず、
日経賞では「関西馬」の
成績が良好。昨年も
一昨年も、関西馬の
ワンツーでした。
近10年の日経賞の
東西所属別・成績を診て
ください。「大差」が
発生しています。
関西馬 複勝率27% 5.7.5.47
関東馬 複勝率18% 5.3.5.58
地元関西で行われる
ステップ戦を(距離や
相手関係の面などから)
あえて避け、わざわざ
前哨戦段階から手間を
かけて関東へ遠征させて
日経賞を走る関西馬=
それだけ「本気度」が
高い、ということ。
それがそのまま西高東低の
この戦績に現れていると
診ています。今年も、
本気モードの関西馬を
狙いたいところです。
【ポイント4】
4歳馬の台頭が多い |
→近10年の日経賞の
馬齢別・成績を診て
ください。4歳馬の
アベレージが抜けて
良好です。
4歳 複勝率38% 4.6.1.18
5歳 複勝率20% 2.1.3.24
6歳 複勝率21% 3.1.3.26
7歳超 複勝率14% 1.2.3.38
以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。