『NZTの穴馬探し』

PART1 —————————————-

「NZT」の穴馬探しを
お届けします。

NZTは
4月10日(土)に
中山マイルで行われる、
NHKマイルCへの
トライアル重賞。

上位3頭には
5月9日に行われる
NHKマイルCへの
優先出走権が付えられます。

土曜施行ですので
さっそく、NZTの
ポイントをお伝えして
いきましょう。

【ポイント1】
先週からBコースに替わった中山芝の傾向

→中山の芝は先週から
Bコースに移りました。

Aコース最終週だった
3月27・28日は、
日曜に雨が降って
外差しになりましたが
先週は土日とも良馬場。
しかもBコース替わり。
普通なら内々の前残りに
変わりそうなものですが
やたら中・外枠の馬の
外差しが効いていました。

3月28日の降雨の中での
競馬で芝の内がかなり
傷んだのでしょうか。
ともあれハッキリした
外差し馬場となった
先週の中山の芝でした。

【ポイント2】
「非サンデー系」が穴を連れてくるレース

→当レースの、とても
大切な「キモ」です。

タフなレースの質の
NZTですが、それは
好走馬の血統に顕著に
現れています。

近10年(阪神開催の
2011年除く/2010年~)の
好走馬で、4番人気以下で
馬券圏に好走した15頭の
「父系」を診てください。

☆=父がサンデー系。
★=父が非サンデー系。

10年3着馬 ★ レト
12年3着馬 ☆ ブライトライン
13年3着馬 ★ ストーミングス
14年2着馬 ★ ショウナンワダチ
14年3着馬 ★ ベルルミエール
15年1着馬 ★ ヤマカツエース
16年2着馬 ★ スト-ミ-シー
16年3着馬 ☆ エクラミレネー
17年1着馬 ☆ ジョ-ストリク
17年2着馬 ★ メイソンジュニ
17年3着馬 ☆ ボンセルヴィー
18年3着馬 ★ デルタバローズ
19年1着馬 ★ ワイドファラオ
20年2着馬 ★ エピファネイア 
20年3着馬 ★ スクリーンヒー  

このように
父サンデー系の馬は
上記15頭中たった4頭。
残り11頭は非サンデー。

上記以前の08年・09年も
★印の馬が快走しました。

昨年も「象徴的」な結果。
勝ったのは2番人気の
☆父サンデー系でしたが、
2・3着は、5・7番人気の
★非サンデー系でした。

昨年のように、とにかく
当レースでの「妙味」
非サンデーの馬が連れて
きているワケです。

実力一枚落ちの馬でも
父が非サンデー系の馬なら、
持ち前のパワーを活かして
互角に走れる可能性がある、
ということ。ぜひ、穴党は
血統に注目してください。

【ポイント3】
昨年は関東馬のワンツースリー独占

→近10年(阪神開催の
2011年除く)の東西別の
成績を診てください。

関東馬 複勝率14% 2.5.6.78
関西馬 複勝率26% 8.5.4.48

ほぼダブルスコア。
関西馬が関東馬を
圧倒しています。

ただ、昨年は関東馬の
ワンツースリー独占。
潮目が変わったようにも
感じます。全く同距離の
アーリントンカップが
一昨年から4月に
移行してきましたので
関西馬が強かった現象が
抑止されるかも…とも
診ていましたが、それが
現われてきたのでしょうか。

【ポイント4】
牝馬は未勝利

→近10年(阪神開催の
2011年除く)の性別の
成績を診てください。

牡 複勝率19% 10.8.8.109
牝 複勝率19% 0.2.2.17

複勝率で診ると全く
数字は変わりません。
ただ、牝馬は未勝利。
連対も2頭のみです。
タフな質のレースですし
一応は「牡馬狙い」が
基本線となります。

【ポイント5】
重賞転戦馬が優勢

→近10年出走馬の
「前走」別の成績を
診てください。

未勝利、1勝級 複勝率16% 3.4.2.49
オープン    複勝率14% 0.1.1.12
重賞      複勝率23% 7.5.7.62

重賞転戦馬が優勢です。
ファルコンS組が主力で
(3.1.4.25)複勝率24%。
3歳マイル路線を堅実に
歩んでいるような馬が
ココで結果を出しています。

当レースで不振なのは
前走スプリングS組です。
近10年で(1.0.0.9)。

前走でスプリングSに
出走して、次走でココへ
出走してきた馬=一旦は
クラシックの権利獲りを
目指してスプリングSで
馬を仕上げて臨んだものの
権利を取れず、仕方なく
ココへ回ってきた馬。
つまり、スプリングSで
いったん「目イチ」に
仕上げられておりココでは
余力に乏しくなっている
馬が多いということでは
ないでしょうか?

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。