福島牝馬Sの穴馬探し

「福島牝馬S」の穴馬探しをお届けします。

 

福島牝馬Sは4月24日(土)に新潟の外回り1800mで行われる牝馬限定のG3。今年は、福島から新潟に施行場が振替となっています。

 

土曜の施行ですのでさっそく当レースのポイントをお伝えします。

 

【ポイント1】ディープ牝馬が強い新潟芝1800m

一昨年+昨年の2年間に新潟芝1800m戦に出走した「全ての牝馬」198頭の種牡馬別・成績を診てください。数字は複勝率。

ゴールドシップ 44% 2.0.2.5
ディープ       38% 8.4.5.31
ハ-ビンジャー 38% 2.2.1.8
ロードカナロア 38% 1.2.3.10
エピファネイア 33% 1.0.2.6
ステイゴールド 33% 0.1.1.4
ジャスタウェイ 29% 1.1.2.10
ノヴェリスト  29% 0.1.1.5
エイシンフラッ 27% 0.2.1.8
オルフェ-ヴル 27% 3.2.1.16
ハ-ツクライ  27% 2.3.2.19
ダンカーク   25% 2.0.0.6
ルーラ-シップ 25% 1.2.0.9

新潟外回り1800mで牝馬となると「スパッと直線でキレる」タイプの種牡馬の仔が走りそうに思えますが、やはりディープ産駒が圧倒的な好アベレージ。8勝を挙げ、
この出走頭数で複勝率が40%に迫っています。

 

【ポイント2】例年は、前走から「距離延長」の馬が全くダメなレースだが…

→タイトルどうり。近10年(10年~。新潟開催の11年除く/以下同じ)の当レース
前走距離別・成績を診てください。

1600m以下 複勝率 8% 0.0.3.34
1800m  複勝率24% 9.9.4.69
2000m以上 複勝率24% 1.1.3.16

 

このとおり、前走でマイル以下の距離を使っていた馬が好走できていません。

 

37頭走って連対ゼロ!

 

福島の芝1800mで行われる当レースはタフな要素が何かと多いレースですので、前走でマイル以下の距離を使っていたようなあまりスタミナ寄りに振れていない馬で
基本的に厳しいということなのでしょう。

 

ただ、今年は舞台が違います。新潟の外回り芝1800mで行われます。

 

新潟外回り芝1800m=福島の芝1800mよりも地力は必要とされず、よって前走でマイル以下の距離を使っていた馬でも走れそうに思えますが…。

データを診ておきます。

 

一昨年+昨年の2年間に新潟芝1800mに出走した「全ての牝馬」342頭の前走距離別・成績を診てください。

1600m以下 複勝率15% 6.5.4.88
1800m  複勝率26% 10.12.14.105
2000m以上 複勝率27% 11.6.9.72

このとおり、前述の「福島施行の近10年の当レースデータ」とデータの傾向は全く同じ。

 

やはり前走マイル以下の距離を使っていた延長組の成績が低調なのです。

施行場は替われど、この「前走距離」傾向データは今年も注視すべき、ということになりそうです。今年も「該当馬」が何頭か出走してきます。

 

 

【ポイント3】非・重賞経由馬が不振

→近10年の馬齢別成績を診てください。

非・重賞 複勝率14% 0.3.4.42
重賞   複勝率24% 10.7.6.72

このように、前走で「非・重賞レース」を使ってきた馬が未勝利。

複勝率モ不振です。

今年は舞台が新潟に替わりますが、この傾向は引き続き今回も注視すべきモノと判定。ご紹介した次第です。

 

【ポイント4】関西ジョッキーの勝負気配に注意?

→賞金がさほど高くないローカルのG3重賞。しかも関西からの交通が不便な福島での施行。

 

ですから関西の騎手にとって、このレースは普通に考えれば「よほどの手応えがある馬でないと、遠征意欲が湧きづらいレース」といったところです。

 

それでも騎乗にやってくる関西のジョッキーは要マークという事なのか近10年で関西の騎手が5勝をマーク。今年は新潟での施行ですから少し意味合いが違うかもしれませんが、レースの性質自体は変わりません。騎手動向にも注意したい当レースです。

 

【ポイント5】思い切った穴も狙える?

→紛れの多い福島での施行という事もありますが近10年で9番人気以下の低人気馬が8頭馬券圏内に好走。ほぼ1年に1頭は低人気馬が来ているのです。

 

新潟で行われた2011年も9→5→3番人気での決着。差し穴決着となっています。