京都新聞杯の穴馬探し

「京都新聞杯」の穴馬探しをお届けします。

西日本の開催は、次週から中京に替わります。
6月13日まで6週開催。

 

京都新聞杯は5月8日(土)に今年は中京芝2200mで行われる3歳重賞です。

土曜施行ですのでさっそく当レースのポイントをお伝えします。

 


【ポイント1】前走で、やっと初勝利をあげた馬ではキツいレース

当データは施行場と関連性があまり高くないデータになりますので、あえて近10年の傾向からご紹介します。

 

当レースの前走別成績を診てください。

重賞    複勝率31% 4.2.5.25
オープン  複勝率30% 0.2.1.7
1勝クラス 複勝率24% 6.6.4.50
未勝利戦  複勝率 0% 0.0.0.29

傾向クッキリ。

このように前走で「未勝利戦」を使ってきた馬が当レースで全く好走していません。

このテのデータをこれまで数多く皆さんにお示ししてきましたが、さすがに(0.0.0.29)は強烈。ちょっと記憶に無い極端なデータです。

 

前走で未勝利戦を使ってきた馬=ようやく前走でデビュー初勝利をあげた馬という事になりますが、さすがにこの時期まで勝利を挙げられなかった馬が、各馬がガチンコでダービーを目指すこのレースに出走してきてもなかなか厳しい、ということなのでしょう。

 


【ポイント2】キャリアが少ない馬ではキツい

→上記【ポイント1】と関連するハナシですがこのレースでは毎年、キャリアが少ない馬の好走があまりありません。

 

近10年のキャリア別の成績は下記のとおり。

キャリア2戦下 複勝率 6% 0.0.1.15
キャリア3戦  複勝率19% 1.2.1.17
キャリア4戦  複勝率19% 1.1.3.22
キャリア5戦  複勝率37% 6.1.4.19
キャリア6戦  複勝率21% 0.3.1.15
キャリア7戦超 複勝率14% 2.3.0.30

 

キャリア2戦以下の馬の不振が目立ちます。

スローで流れるとはいえ出走全馬がダービーをめざすシビアなレース。ソコソコのキャリアを経て内面がデキている馬でないと厳しい面があるのでしょう。

 


【ポイント3】中京芝2200m戦で注目したい傾向(その1)

→ここからは今年の舞台・中京芝2200mついて傾向を2つお伝えします。

 

昨年~今年に行われた全ての中京芝2200m戦の全出走馬を「前走距離」で仕分けると、各々成績は下記のとおりです。

前走2400m 複勝率42% 7.9.5.29
前走2200m 複勝率27% 9.4.5.48
前走2000m 複勝率26% 10.7.15.89
前走1800m 複勝率 8% 1.3.1.56
前走1600m 複勝率10% 0.0.1.9

 

このように、前走で2400m戦を使ってきて今回中京芝2200mに「短縮」してきた馬が凄く強い。複勝率42%はなかなか驚異的ですし、複勝回収率も110%と「ベタ買いでも儲かる」れベルです。

 

逆に、1800m以下を使ってきた馬が大不振。

 

中京芝2200mコース=「距離ぶん以上のスタミナが求められるタフなコース」ということなのでしょう。

 


【ポイント4】中京芝2200m戦で注目したい傾向(その2)

→昨年~今年に行われた全ての中京芝2200m戦の全出走馬を「最終調教のコース」別に仕分けると、各々成績は下記のとおり。

 

栗東Cウッド 複勝率32% 10.10.13.71
栗東坂路   複勝率25% 13.15.8.110
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美浦ウッド  複勝率19% 3.4.3.43
美浦坂路   複勝率17% 1.0.3.20
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ポリ     複勝率11% 1.0.1.16

このように、栗東のCウッドで最終追いを施されてきた馬が優勢。

 

前述したように中京芝2200mコース=「距離ぶん以上のスタミナが求められるタフなコース」ですから、総合力を鍛えられる栗東Cウッドで追われてきたような馬の戦績が優勢となっているのかもしれません。