ユニコーンSの穴馬探し
「ユニコーンS」の穴馬探しをお届けします。
ユニコーンSは6月20日に行われる3歳限定のダート重賞。
さっそく、当レースのポイントをお伝えします。
【ポイント1】昨年のレッチェパロックのような馬を、まず嫌え |
→当レースのキモです。
近10年の前走からの距離延長/短縮別の成績を診てください。
前走から距離延長 複勝率11% 1.2.2.39
前走と同距離 複勝率22% 4.4.5.46
前走から距離短縮 複勝率25% 5.4.4.40
「前走から距離延長」の馬のみ、極端に成績が低調です。
東京のマイル=芝でもダートでも距離分以上のスタミナが必要などとよく言われます。
このレースに関してもまさに、その格言がピタリ当てはまっている印象。1400m以下の短い距離を前走で使い今回、マイルに距離を延ばしてきた馬がかなり苦しんでいます。
昨年も象徴的な結果が現れました。1400mでデビュー2連勝してココにルメール騎手で挑んできた2番人気のレッチェパロックが9着完敗したのです。
まさに「傾向」どうり。
昨年のレッチェパロックのような距離延長馬を、まず嫌え。
当レースにおける大切な法則です。
【ポイント2】今の東京ダ1600mで要注目の傾向はコレ! |
→ここ何週かの東京ダート1600mの要注目傾向をひとつ、ご紹介しておきます。
それは、前走から距離を短縮してきたうえで、かつ「最終追い切り」の終い1H12.0秒以下だった馬がやたら走っている、というコト。
近3週で8頭が出走して下記のように、なんと(3.1.2.2)。ほとんど崩れていないのです。
5/29 12R アシャカ 13着 11人気
5/30 09R ファイア 3着 3人気
6/05 11R オメガレ 1着 3人気
6/06 02R ゴーフォ 14着 13人気
6/13 10R スマッシ 1着 1人気
6/13 10R ハギノリ 2着 3人気
6/13 10R ダノング 3着 12人気
6/13 03R アルマド 1着 2人気
圧巻だったのは13日(日)夏至S。
前走で1800m超の距離を使い、しかも今回の最終追い切りの終い1ハロンの時計が12.0秒以下という「対象馬」の出走は3頭だけでしたが、なんと、その3頭のワンツースリー!
これほど極端ならこういった履歴の馬が走りやすい目下の東京ダート1600mと診ていいでしょう。ここも「対象馬」が現れれば要注目です。
【ポイント3】前走で○○クラスを使っていた馬では苦しい |
→前走で○○クラスを使っていた馬は近10年(1.0.4.51)、
複勝率9%と大苦戦。
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前走の○○クラスは
ブログランキングの「競馬の王様」
プロフィール欄に記載しました。
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近年は特にメンバー・レースレベルが上がっているため、○○勝クラスを
前走で使っていたような馬では、ますます苦しくなっている印象です。
【ポイント4】無理な穴狙いは禁物… |
→3歳の早い段階からダート路線」に絞って大レースを取りに来る素質馬が増え、近年の2歳~3歳ダート戦線が活況を呈しています。
ユニコーンSは、そんな2歳~3歳ダート戦線の「中核」的位置づけの根幹レース。
中央在籍の素質馬はこのレースにこぞって出てきますから、近年は特にメンバーがかなり充実してきています。
しかも、基本的に芝と比べて荒れづらいのがダート戦。
かつ出走馬のレベルが高いのですから必然的にこのレースは「荒れる」可能性は低くなるというワケです。
ということで近年のユニコーンSでは
平穏決着が続いています。
毎年、馬券圏好走馬の3頭のうち「最低2頭は上位人気馬」という結果ばかりです。
近10年好走馬31頭の人気順を診てください。
★=4番人気以内の
上位人気馬です。
11年1着 ★
11年2着 ★
11年3着 ★
12年1着 ★
12年2着 ★
12年3着
13年1着 ★
13年2着 ★
13年3着同着
13年3着同着
14年1着 ★
14年2着 ★
14年3着
15年1着 ★
15年2着
15年3着 ★
16年1着 ★
16年2着 ★
16年3着 ★
17年1着 ★
17年2着
17年3着 ★
18年1着 ★
18年2着 ★
18年3着
19年1着 ★
19年2着 ★
19年3着
20年1着 ★
20年2着 ★
20年3着
上記31頭のうち22頭が、★印付きの4番人気以内の馬!
しかも近10年の「1着馬」は全て、★印付きの馬。
つまり、このレースで「穴」を狙うとしてもそもそも難しいコト、それでも穴を狙うなら頭ではなく2・3着の「ヒモ穴」を意識して狙うことがキモとなってくるレースなのです。
穴を狙えるレースは他に沢山あります。
同週のマーメイドSなどうってつけ(笑)。
しかしユニコーンSは「穴が来れば仕方なし」と割り切って臨むくらいで丁度いいと思います。
【ポイント5】牝馬苦戦 |
→近10年の当レースの
性別成績を診てください。
牝馬 複勝率14% 1.2.0.18
牡馬+せん 複勝率21% 9.8.11.107
「夏は牝馬」とよく言われますが、当レースはダートでかつ好メンバーも揃うまさに「地力戦」。ゆえに体力面で劣る牝馬ではそもそも苦しくなります。
ちなみに、馬券圏に好走した牝馬3頭の人気順は1・3・4。
地力で劣る「人気薄の牝馬」は穴を空けていない、とも言えます。