燕特別の穴馬探し

「燕特別」の穴馬探しをお届けします。

東京五輪2020、そして暑さ対策の関係で次週末から西日本での競馬は3週間お休み。次週末からは新潟・函館の2場で8月8日まで行われます。

 

燕特別は、新潟の開幕初日=7月24日(土)に新潟で行われる1勝クラスの特別です。今週末に行われる重賞はアイビスサマーダッシュの1クラのみ。

 

そこで燕特別の展望もお届けしてまいります。

 

さて、今年も7月24日~8月8日は、「東西ブロック制」が一時撤廃されます。

 

「東西ブロック制」=東西主場で行われる古馬1勝クラス戦・未勝利戦において
地元馬に優先出走権が与えられるルール。

(地元馬=東日本主場のレースでは美浦所属の関東馬、西日本主場のレースでは 栗東所属の関西馬)

 

「アウェ-」の馬は地元馬でフルゲートにならなかった時のみ、追加登録可です。

今年の7月24日~8月8日は関西馬にとって「地元」のレースが存在しない状況。

 

ゆえに今年も7月24日~8月8日は東西ブロック制が撤廃されます。
関西馬にも新潟出走のチャンスを平等に付与するための、期間限定の施策です。

 

じつは昨年もまったく同じでした。

西日本での開催が行われなかった7月25日~8月9日は東西ブロック制が撤廃され、関西馬が新潟の古馬1勝クラス戦、および未勝利戦に自由に出走できるルールとなりました。その結果、昨年にどうなったかと言いますと…。

 

下記を診てください。

■未勝利戦〈新潟〉
関東馬(南)複勝率18% 複回収96% 5.8.8.94
関東馬(北)複勝率14% 複回収61% 3.6.6.90
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関西馬   複勝率20% 複回収85% 20.14.14.188

■1勝クラス戦〈新潟〉
関東馬(南)複勝率20% 複回収96% 3.4.6.53
関東馬(北)複勝率14% 複回収41% 2.1.2.31
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関西馬   複勝率21% 複回収57% 10.10.7.104

 

これは、昨年の7月25日~8月9日の「新潟競馬」における東西所属別の結果です。

 

なお、関東馬(南)=美浦トレセンの南地区、関東馬(北)=北地区に所属する厩舎。「関西馬が関東馬を圧倒した」と言われる昨年のこの期間の新潟競馬でしたが…。

 

じつは上記のように関東馬を(南)と(北)に分けて診ると、少々話が変わります。

 

低迷厩舎が多い関東馬(北)はともかくとして、関東馬(南)に限ると複勝率で関西馬と差がないうえに、複勝回収率は関西馬を上回っているのです。

 

関東馬は関東馬でも(南)に限ると、関西馬と互角に走っているうえに、じつは妙味も発生していた、というコト。

 

関西馬が強い、有利という話が各メディアでかなり報じられたため逆転現象的に関東馬の(南)所属馬に妙味が出ていたのが、昨夏のこの時期の新潟だった、というワケです。

 

おそらく今年も開幕3週間の新潟では関西馬を狙おう的な馬券作戦が各メディアで
報じられるハズ。

 

皆さんは、コソッと「じつはもうかる関東馬(南)の馬」も狙っていただければと
思います(笑)。