アイビスサマーダッシュの穴馬探し
「アイビスサマーダッシュ」の穴馬探しをお届けします。
アイビスサマーダッシュは7月25日に、新潟の直線1000mで行われる名物重賞です。さっそく当レースのポイントをお伝えします。
【ポイント1】ここ数年は、好走馬の「傾向」が少し変化 |
→近10年の当レースで馬券圏に好走した30頭の「前々走&前走」を診てください。
左から前々走、前走です。
11年1着 ☆ ◇
11年2着 ★ ☆
11年3着 ☆
12年1着 ★ ☆
12年2着 ★ ★
12年3着 ★ ★
13年1着 ☆ ☆
13年2着 ☆ ☆
13年3着 ★
14年1着 ◇
14年2着 ★ ★
14年3着 ◇
15年1着 ★ ★
15年1着 ☆ ☆
15年1着
16年1着 ☆
16年2着 ☆ ◎
16年3着 ◎ ◎
17年1着 ◎ ◎
17年2着 ◎ ◎
17年3着 ★ ☆
18年1着 ◎
18年2着 ☆
18年3着 ◎ ☆
19年1着 ◎ ◎
19年2着 ◎ ◎
19年3着 ★ ★
20年1着 ☆ ◎
20年2着 ★ ◎
20年3着
★=1400m以下で先行、
6着以下に敗退。
☆=1400m以下で先行、
5着以内に好走。
◎=新潟千直で
5着以内に好走。
上記30頭中、28頭にいずれかの印が付きました。
つまり、当レースで好走するためには★☆◎の履歴が大切。
直近2走いずれかで…
・短距離で先行した
(着順は関係ナシ)
・新潟千直で
掲示板に好走した
どちらかの履歴が無いと苦しいというワケです。
ただ上記の印の付き方を細かく診ると2016年から急に、前走や前々走に◎印が付いている馬の好走が急増しています。
前走や前々走に◎印が付いた馬=前走や前々走、新潟千直で掲示板に走った馬ですから、要は近年は「千直スペシャリスト」の好走が増えているのです。
以前は1200mや1400m、あるいはダートといった異業種からの転身組が(先行力さえあれば)よく台頭していましたが…
ここ数年は路線細分化が進んだ事で「新潟千直のスペシャリスト」の好走がグッと増えました。以前と少し違い、単純に千直スペシャリストの「王者決定戦」の色合いが強まっているのが、近年の当レースの正体なのです。
【ポイント2】結局やっぱり外枠が強い |
→誰もが知ってる?
新潟千直=外枠有利の鉄板法則。
アイビスサマーダッシュも同様に、何年たっても全く傾向は変わりません。
近10年の、枠別成績を診てください。
1枠 複勝率 0% 0.0.0.17
2枠 複勝率29% 2.2.1.12
3枠 複勝率 0% 0.0.0.17
4枠 複勝率10% 1.1.0.18
5枠 複勝率15% 1.1.1.17
6枠 複勝率25% 1.2.2.15
7枠 複勝率33% 1.2.5.16
8枠 複勝率29% 4.2.1.17
1・3枠は、全滅。
2枠は5頭が好走も大半が上位人気馬。
ハッキリ外枠>内枠と言っていいでしょう。
なぜ新潟千直が「外枠>内枠」なのかは何度も当欄で説明してきましたので、あえてまた繰り返しません。
ただ「前へ行けない」タイプの馬はかえって外枠がアダとなることもあります。
馬が外ラチ沿いにどうしても集まるため(前々に行けた馬は関係ないものの)中位より後ろに構えた外枠馬は目前が壁になるリスクも高いからです。
あくまで「外枠からスムーズに先行できる馬」が狙い目。
外枠に入った差し馬は、評価を一枚下げる必要があります。
【ポイント3】○○人気馬がほとんど来ていない |
→近10年(0.0.1.68)。あまりにも極端です。馬連を買うにしても、3着穴を狙うにせよ「〇番人気以内」の馬を現実的に狙うのが得策という結果が出ています。
=============================
極端に来ない〇人気の馬については
ブログランキングの「競馬の王様」
プロフィール欄に記載しました。
=============================
【ポイント4】6歳以上は大苦戦 |
→スピードが何よりも問われる当レースゆえ、スピード能力が減退する高齢馬は必然的に苦しい。
下記のように近10年の馬齢別成績でも明白です。
3歳 複勝率27% 0.2.1.8
4歳 複勝率33% 4.1.1.12
5歳 複勝率33% 4.7.4.31
6歳超 複勝率 7% 2.0.4.78
【ポイント5】ダート実績馬、ダート血統馬はやはり要注意 |
→新潟千直戦ではいつもダート関連馬に要注意と当欄で記しています。ダート実績馬、ダート血統馬が本当によく走るからです。
逃げ先行馬が早めに失速してもスピードの「惰性」で粘り込める新潟千直の展開=
ダート短距離の展開と似るためダート実績馬、ダート血統馬が好走する傾向が強いのでしょう。
一昨年9番人気3着のオールポッシブルもダート戦で再三先行して好走していた実績を持っていた馬でした。