八甲田山特別の穴馬探し

「八甲田山特別」の穴馬探しをお届けします。

八甲田山特別は、7月31日(土)に函館芝2600mで行われる1勝クラスの特別です。今週末に行われる重賞はクイーンSのみ。

 

そこで、今回は八甲田山特別の展望もお届けしてまいります。

 

さて、このレースは函館「芝2600m」で行われます。

 

根幹距離ではない、ローカルならではの半端な距離設定。
特徴も掴みづらい舞台ですが…。

 

そこで今回は、今開催の函館芝2600m戦で発生している傾向を幾つかご紹介する事にします。

 

この八甲田山特別に限らず、すべての函館芝2600m戦でご参考にして頂ければと思います。

 

 

【ポイント1】前走も2600mを使ってきた馬が苦戦

→今開催の全ての函館芝2600m戦での「前走距離」別の成績を診てください。

芝1900m下     複勝率 0% 0.0.0.3
芝2000m~2200m  複勝率41% 2.2.3.10
芝2400m~2600m  複勝率 6% 0.1.0.15
ダート     複勝率13% 1.0.0.7

このように、前走で2400m~2600mを使ってきた馬が合計(0.1.0.15)と大苦戦しています。

 

芝2600m戦なのに、同様の長めの距離を使ってきた馬が振るわず、逆に2000mや2200mのいわゆる「中距離」を使ってきた馬のほうが好アベレージなのです。

 

それほど、今の函館の芝2600m=距離分のスタミナが不要ともいえますし、むしろレースレベルじたいが高い中距離のレースを走ってきた馬のスキルのほうが活きやすいということかもしれません。

 

ともあれ、前走で2000mや2200mを使っていたから、今回は距離がちょっとどうか…と不安を抱く必要はない今の状況とは言えます。

 

【ポイント2】前走で前へ行っていた馬が苦戦気味

→今開催の全ての函館芝2600m戦での「前走4角位置」別の成績を診てください。

前走4角1~3番手  複勝率18% 1.1.0.9
前走4角4~6番手  複勝率33% 1.1.1.6
前走4角7~9番手  複勝率21% 1.1.1.11
前走4角10番手以降 複勝率13% 0.0.1.7

このように、前走で「前々」=1~3番手へ行った馬の成績が意外に低調です。

 

このテの調査をすると「前走4角1~3番手」の馬の成績が良いのが普通の現象ですが、今の函館2600mではそんな馬の先行力が活きづらい、というコトでしょう。

 

【ポイント3】馬ナリ調教馬に注目?

→今開催の全ての函館芝2600m戦での「最終調教の強さ」別の成績を診てください。

馬ナリ 複勝率21% 3.1.2.22
強め  複勝率 0% 0.0.0.7
一杯  複勝率33% 0.2.1.6

複勝率で診ると「一杯」組が好成績ですが注目は「馬ナリ」調教馬。3勝すべて馬ナリ調教の馬ですし、馬券圏好走の6頭中1・2番人気馬が1頭しかいないのです。

 

最終調教を馬ナリで済ませてきたほどすでに仕上がっている状態の馬の妙味提供に要注目といえるでしょう。