キーンランドCの穴馬探し
「キーンランドC」の穴馬探しをお届けします。
キーンランドCは8月29日(日)に札幌芝1200mで行われる短距離重賞。
スプリンターズSへの重要な前哨戦です。
さっそく、当レースのポイントをお伝えします。
【ポイント1】1枠が全敗中 |
→小回りの短距離戦、しかもシビアな重賞で内へ馬群が密集する事もあるためか「1枠馬」の成績が極端に不振です。
近10年(函館開催の13年除く/10年~)の枠別成績は下記のとおり。
まったく馬券に絡めていないのは1枠だけです。
1枠 複勝率 0% 0.0.0.17
2枠 複勝率18% 1.0.2.14
3枠 複勝率11% 0.2.0.17
4枠 複勝率25% 2.3.0.15
5枠 複勝率20% 1.1.2.16
6枠 複勝率20% 2.1.1.16
7枠 複勝率35% 3.1.3.13
8枠 複勝率25% 1.2.2.15
【ポイント2】○○〇賞経由馬が不振 |
→これが当レースの最大のポイントです。
=============================
○○賞については
ブログランキングの「競馬の王様」
プロフィール欄に記載しました。
=============================
近10年(函館開催の13年除く/10年~)の当レース出走全馬の前走別・成績を診てください。
高松宮記念 複勝率50% 0.0.2.2
CBC賞 複勝率38% 0.2.1.5
函館スプリントS 複勝率26% 5.2.2.26
NHKマイルC 複勝率20% 1.0.0.4
アイビスSD 複勝率17% 1.1.1.15
———————————
UHB杯 複勝率13% 0.0.1.7
○○○賞 複勝率10% 2.1.1.37
このように、前走で○○○賞を使ってきた馬が極端に不振です。○○○賞=2012年以降、「キーンランドCへのステップ戦」として行われているOP特別。
最重要の前哨戦です。
ちなみに2011年まではUHB杯が、その役割を担ってきました。
ところが上記のようにそんな最重要前哨戦の○○○賞(+UHB杯)を使ってきた馬が、本番のキーンランドCでダメなのです。
前哨戦の○○○賞と重賞の当レースではメンバーの質や流れが(シビアさが)大きく違うこと、得に近年はキーンランドCのメンバーのレベルがかなり上がっているため前哨戦で好走した履歴が(レベル的に)アテにできなくなっている事が、このような「不振」の要因と診ています。
昨年はこの○○○賞組がワンツーしましたが、○○○賞で1・2番人気に推されていたほどの実力馬でしたから走れた、ということでしょう。
【ポイント3】函館ウッド調教馬に注目 |
→今夏の札幌芝1200m戦に出走した全馬の「最終追い切りの場所」別の成績を
診てください。
札幌芝 複勝率23% 4.7.4.49
札幌ダート 複勝率17% 12.7.10.146
—————————-
函館ウッド 複勝率31% 5.10.6.46
このように函館ウッド組」が他を圧倒しています。「函館ウッド組」は複勝回収率も115%と唯一の黒字です。UHB賞で最低人気馬が3着に好走するなどいい穴も空けています。
穴党も含め、函館のウッドで追いきってきた函館滞在馬は要マークとなりそう。
なお「路盤が堅い」と不評の札幌ダートで追い切ってきた組は上記のように、やはり不振です。
【ポイント4】3歳馬が大不振 |
→軽斤量の3歳馬は短距離戦で有利。これが定説ですがしかし当レースに限ると3歳馬の成績が良くありません。
近10年の(函館開催の13年除く/10年~)の当レース出走全馬の馬齢別成績を診てください。
3歳 複勝率14% 1.2.0.18
4歳 複勝率40% 5.3.4.18
5歳 複勝率23% 3.2.4.31
6歳上 複勝率10% 1.3.2.56
前述したようにキーンランドCのメンバーのレベルがかなり高いため、経験不足の3歳馬ではいくら斤量が有利でも厳しい面があるのかもしれません。
【ポイント5】牝馬が強い |
→3年前は牝馬が2・3着。
一昨年は牝馬が1・3着。
昨年も牝馬が1・3着。
とにかく牝馬が強いキーンランドCです。
近10年(函館開催の13年除く/00年~)の当レースの性別成績は下記のとおりです。ダブルスコアで牝馬優勢。
牡+セン 複勝率15% 3.7.4.82
牝 複勝率28% 7.3.6.41
元々、牝馬が牡馬と互角に走れるのが短距離戦。
しかも当レースは気性が細やかな牝馬にとって有難い滞在での出走が叶うレースですし夏に強いのも牝馬。
つまり「牝馬が走れる状況」が数多く揃っているレースですのでこれほど極端な成績差が現れているのでしょう。
【ポイント6】母父サンデー、母父タキオンは苦しい? |
→今夏の札幌芝1200m戦で「母父サンデー」馬は(0.0.0.12)と全敗中。「母父タキオン」馬は(0.0.0.12)と全敗中。
今年の当レースでは上記に該当する2頭がソコソコ人気を集めそう。
果たしてどうなりますか。
当欄はこの該当馬2頭を推奨しない予定です。