京都大賞典の穴馬探し
「京都大賞典」の穴馬探しをお届けします。
京都大賞典は10月10日(日)に今年は阪神で行われる伝統のG2重賞です。
さっそく、当レースのポイントを記します。
【ポイント1】前走G1組が圧倒
→まずは、施行場に関連性の薄い傾向からお伝えしていきます。
京都大賞典における近10年の前走クラス別・成績は下記のとおり。荒れ気味の決着が多めの昨今の当レースですがデータ的には前走G1組が他を圧倒しています。
条件戦 複勝率25% 0.1.1.6
オープン 複勝率11% 1.1.0.17
G3 複勝率11% 2.1.0.25
G2 複勝率16% 1.2.1.21
G1 複勝率45% 6.5.8.23
昨年も、前走G1組のワンツーでした。
【ポイント2】4歳馬が圧倒
→近10年の馬齢別成績は下記のとおり。4歳馬がかなり好況です。次いで5歳馬の順。
3歳 複勝率 0% 0.0.0.1
4歳 複勝率41% 3.5.3.16
5歳 複勝率27% 5.3.2.27
6歳 複勝率16% 1.1.3.26
7歳超 複勝率13% 1.1.2.26
【ポイント3】関東馬は苦戦
→近10年の所属別成績は下記のとおり。関東馬が苦戦しています。
関東馬 複勝率18% 1.1.1.14
関西馬 複勝率25% 9.9.9.80
しかも、馬券圏に好走した関東馬3頭はすべて4番人気以内。つまり当レースで「穴」を開けているのは関西馬、ということになります。
【ポイント4】当舞台注目の調教は?
→ここからは今年の舞台=阪神芝2400mに関するデータを2つお伝えします。
まずは2019年以降の阪神芝2400mの出走全馬の調教場所別の成績を診てください。
栗東芝 複率43% 1.0.2.4
栗東CW 複率35% 20.22.21.118
栗東坂路 複率26% 22.14.14.144
栗東ポリ 複率21% 0.3.2.19
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美浦W 複率26% 1.2.3.17
注目は栗東CW組。複勝率が優秀ですが、複勝回収率も85%で、上記ではトップです。好走馬63頭のうち23頭が4番人気以下。つまり、栗東CW組は穴もけっこう空けているコトになります。今回も注目。
【ポイント5】当舞台注目の血統は?
→次に2019年以降、阪神芝2400mの種牡馬ランキングを診てください。
キングカメハメハ 複率48% 3.4.3.11
ハ-ツクライ 複率42% 5.6.3.19
オルフェ-ヴル 複率39% 5.4.3.19
ディープインパクト 複率38% 5.10.5.32
ブラックタイド 複率27% 0.1.3.11
ル-ラ-シップ 複率26% 4.0.5.25
ハ-ビンジャー 複率24% 1.0.4.16
ステイゴールド 複率20% 1.1.1.12
エイシンフラッシュ 複率20% 1.0.2.12
期間出走数15以上の種牡馬を記しました。
「どこでも強い」ディープインパクトのアベレージを上回る種牡馬に要注目でしょう。いずれもスタミナ面に全く不安のない3頭。
阪神芝2400m=外回りの瞬発力勝負、しかも道中がスローゆえ距離分のスタミナ
完璧に必要な舞台ではないのですが、いざ血統面から診るとスタミナ筋もけっこう
効く舞台と言えます。
【ポイント6】前走上がり最速馬は要注目?
→2019年以降の阪神芝2400m戦に出走した「前走が上がり最速だった馬」の成績は(14.6.13.37)、勝率20%、複勝率47%。勝ち切るのが特徴で単勝回収率は72%もあります。
緩流→上がり勝負になりがちな舞台ですので直近のレースで速い上がりを出してきた馬はアテになると言えます。特に頭狙いが妙味アリ。