菊花賞の穴馬探し
「菊花賞」の穴馬探しをお届けします。
菊花賞は10月24日(日)に今年は阪神で行われる3歳クラシック最終戦。
距離は、今年も3000mで行われます。
さっそく、菊花賞のポイントを記します。
【ポイント1】「ダービー1・2着馬が不在の菊花賞」の特徴 |
→ダービー馬のシャフリヤールがジャパンC直行のため、同2着エフフォーリアが天皇賞秋へ向かうため、いずれも今回の菊花賞に出てきません。
今年のように、「ダービー1・2着馬が不在の菊花賞」は、近10年で3回ありました。
その3回の菊花賞の結果を診てください。
◆2012年の菊花賞 ダービー1・2・3着馬が出走せず
※菊花賞1着ゴールドシップ
〈皐月〉1着
〈ダー〉5着
〈前走〉神戸新聞杯1着
※菊花賞2着スカイディグニティ
〈皐月〉不出走
〈ダー〉不出走
〈前走〉セントライト記念2着
※菊花賞3着ユウキソルジャー
〈皐月〉不出走
〈ダー〉不出走
〈前走〉神戸新聞杯4着
◆2017年の菊花賞 ダービー1・2・3着馬が出走せず
※菊花賞1着キセキ
〈皐月〉不出走
〈ダー〉不出走
〈前走〉神戸新聞杯2着
※菊花賞2着クリンチャ-
〈皐月〉4着
〈ダー〉13着
〈前走〉セントライト記念9着
※菊花賞3着ポポカテぺトル
〈皐月〉不出走
〈ダー〉不出走
〈前走〉1000万1着
◆2019年の菊花賞
ダービー1・2着馬が出走せず
ダービー3着馬ヴェロックス→菊花賞3着
※菊花賞1着馬ワールドプレミア
〈皐月〉不出走
〈ダー〉不出走
〈前走〉神戸新聞杯3着
※菊花賞2着馬サトノルークス
〈皐月〉14着
〈ダー〉17着
〈前走〉セントライト記念2着
このように、「ダービー1・2着馬が不在の菊花賞」で馬券に絡んだ馬には、法則性があります。2019年3着馬を除く上記8頭のうち、ダービーは不出走or惨敗だった馬が7頭を占めます。
また、上記8頭のうち菊花賞直前に行われる「トライアルレース」で好成績を残した馬が6頭を占めます。
つまり…ダービーには「まったく縁が無かった」ものの、ひと夏越しての成長力&目下の好調さを菊直前の菊花賞トライアル好走で示せた馬が、菊花賞で快走しているという事。
ダービー1・2着馬が不在だからといって、ダービーで(それらに続いて)ソコソコの着順に走っていた馬が菊花賞で繰り上がってくる、というワケではないのです。
菊花賞=ひと夏を超した成長力、レースに対する適性が大いに問われる特殊なG1。
ゆえに、ダービーでソコソコ中位の成績を残していた馬よりも、直前のトライアル等で急台頭した馬のほうが、王者空位の菊花賞で台頭しやすいのです。
今年の出走馬の中で、どれが「該当馬」にあたるのか?
その見極めは、今年の予想作業のキモだと診ています。
【ポイント2】前走「馬券圏外」の馬が本当に来ないレース |
→ここからは、施行場に関連性の薄いデータをいくつかご紹介。
近10年の前走着順別・成績を診てください。
前走1着 複勝率23% 6.1.5.41
前走2着 複勝率42% 2.6.3.15
前走3着 複勝率19% 2.2.0.17
前走4着以下 複勝率 4% 0.1.2.77
前走4着以下の馬の成績が低調なことは珍しくないですが、それにしてもココまで
成績低調なレースはさすがに珍しい印象。
【ポイント1】でも少し触れましたが、やはり目下の成長力や好調度が大切なG1ということなのでしょう。
【ポイント3】○○産駒が3連勝中 |
→2018年からフィエールマン、ワールドプレミア、コントレイルと○○産駒が
菊花賞3連勝中です。
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○○の答えは
ブログランキングの「競馬の王様」
プロフィール欄に記載しました。
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長距離戦だから○○産駒よりもスタミナ血統のほうが勝るだろう…とは言えなくなっている最近の菊花賞です。
【ポイント4】近年は関東馬不振 |
→関東からの刺客・ライスシャワーの印象も強いG1ですが、近年は関東馬不振。下記の近10年・所属別データのとおり大差がついています。
関西馬 複勝率21% 9.10.8.104
関東馬 複勝率 6% 1.0.2.46
【ポイント5】近年は2勝クラス勝ちの上がり馬が不振 |
→九十九里特別を勝って菊花賞も勝った・デルタブルースの印象も強いG1ですが、近年はこのパターン=下級クラスを勝って菊花賞に出てきた馬が(0.1.4.32)とかなり不振です。
【ポイント6】阪神芝3000m戦の調教傾向 |
→最後に今年の舞台=阪神芝3000m戦における「調教」傾向を2つお伝えします。
2017年以降の阪神芝3000m戦…といっても、年1度の阪神大賞典のデータとなりますが最終調教の「コース別・成績」を診てください。
栗東CW 複勝率38% 4.3.4.18
栗東坂 複勝率27% 1.2.1.14
美浦W 複勝率 0% 0.0.0.4
美浦坂 複勝率 0% 0.0.0.2
このように栗東CW組が圧倒的に優勢。複穴もけっこう空けていて複回収率は225%に達しています。やはり、長距離の重賞ですから平地トラック追い有利。坂路では厳しい面が何かと多いのでしょう。
【ポイント7】阪神芝3000m戦の血統傾向 |
→今回と同舞台距離の阪神大賞典における、近10年の主な種牡馬成績を診てください。
キズナ 複勝率100% 1.0.0.0
ステイゴールド 複勝率63% 4.1.0.3
ディープ 複勝率50% 1.2.2.5
ハ-ツクライ 複勝率38% 2.4.0.10
キングカメハメハ 複勝率20% 1.1.0.8
マンハッタンカフェ 複勝率17% 1.0.0.5
オルフェ-ヴル 複勝率 0% 0.0.0.2
スタミナ系にまじってディープ産駒が健闘している印象です。ちなみにディープの仔であるキズナの産駒も1戦1勝。ですからディープ系の括りにすると複勝率が55%にハネ上がる事になります。ディープ系vsステイゴールドの構図。