スワンSの穴馬探し
「スワンS」の穴馬探しをお届けします。
スワンSは10月30日(土)に今年は阪神の芝1400mで行われるG2重賞です。
土曜施行ですのでさっそく当レースのポイントをお伝えします。
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【ポイント1】前走G1出走組が「明暗」を分けていたレースだが… |
→まず、近10年出走馬の前走別成績を診て下さい。
安田記念 複勝率53% 2.3.3.7
スプリンター 複勝率12% 0.1.1.20
その他のGI 複勝率 0% 0.0.0.6
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京成杯AH 複勝率25% 2.0.1.9
ポートアイラ 複勝率18% 1.1.0.9
オパールS 複勝率23% 1.2.0.10
その他のOP 複勝率17% 3.3.4.50
準オープン 複勝率17% 1.0.1.10
前走「G1組」が明暗をハッキリ分けています。
安田記念組の成績は好調ですが、スプリンターS組の成績は低調。
前走で安田記念を走り今回が休み明けの馬=次は中2週でマイルCSに向かう馬ですが、そんな実力馬は(マイルCSがもうすぐやってくる)この時期は既にかなり仕上がっており、ココで「仕上がり不備が原因で取りこぼす」リスクが少ないのでしょう。
逆にスプリンターSを前走で使ってきた馬=前走の時点でけっこう仕上げられており、そこからの続戦ゆえ上積みに乏しく難しい面があるのでしょう。
前走安田記念組とスプリンターS組でこれだけの成績差があるのは、決して偶然ではなく、必然ということなのです。
今年は阪神施行ですがもともと阪神1400mは京都1400mと比べるとマイラーが活躍できる舞台ですから、当傾向は今年はいっそう顕著になるかもしれません。
【ポイント2】関東からの遠征馬は苦戦中 |
→近10年の東西別成績は下記のとおり。
関東馬は不振です。
関東馬 複勝率12% 2.2.0.29
関西馬 複勝率22% 8.8.10.95
もちろん、元々の力差も原因でしょうが関東圏の場合は中山に芝1400m戦が無く、
東京の芝1400m戦はいつも凄くヌルい流れ。
要は、関東には「シビアに流れる芝1400m戦」がほぼ存在しません。(新潟も最近は単調な流れのレース多発中)
つまり「シビアに流れる芝1400m戦への耐性」が関東馬には乏しいこともこの関東馬苦戦の要因の一つと診ています。
しかも、今年の舞台は京都1400mよりもタフな阪神1400mですから、当傾向もいっそう顕著に現れるかもしれません。
【ポイント3】牝馬が不振 |
→短距離戦=牡馬相手に牝馬が頑張れるジャンル。しかしスワンSに限ると牝馬が不振です。牝馬の「特性」を活かしづらい質のレースなのでしょう。
近10年の牡・牝別成績は下記のとおり。
ほとんどダブルスコアの状態です。
牡 複勝率22% 9.10.8.97
牝 複勝率 9% 1.0.2.29
今年はタフな阪神が舞台。
上がりが掛かりますし明らかに牝馬には不利な材料が増えますから当傾向も、今年はさらに留意する必要があるかもしれません。
【ポイント4】最終追い切りのココに注目! |
→今年の当レースの舞台・阪神芝1400mの、今年の全レース全出走馬における最終調教の内容別成績を診てください。
栗東坂路 ~52.9秒 複勝率39% 7.9.9.39
栗東坂路 53.0~秒 複勝率20% 9.12.11.132
栗東CW ~52.9秒 複勝率22% 6.3.2.38
栗東CW 53.0~秒 複勝率21% 2.1.3.23
(4ハロン時計)
アベレージが1つだけ抜けているのが「栗東坂路組」かつ4ハロン52.9秒以下の
時計を出した馬です。
テンから速く流れる&道中も淀みなく流れる&上がりは掛かる舞台ゆえ、好走のために必要なのは上がり脚よりもテンの脚。そして全体スピードの速さ。
ですから最終調教でも上がり時計よりも全体の速い時計が効きやすい、しかも急坂阪神ですから栗東坂路で追ってきた馬のほうが結果を出せている、という事なのでしょう。