アルゼンチン共和国杯の穴馬探し
「アルゼンチン共和国杯」の穴馬探しをお届けします。
アルゼンチン共和国杯は11月7日(日)に東京芝2500mで行われる伝統のG2ハンデ重賞です。さっそく当レースのポイントをお伝えします。
なお、昨年は会員様向けの「結論編」記事で、サンアップルトンを単独推奨馬に指名しました。(3着/9番人気)
【ポイント1】グレイソヴリン祭り |
→当レースでは、近10年で下記12頭のグレイソヴリン持ちの馬が好走しています。
11年2着 オウケン 父グレイソヴリン系
12年1着 ルルーシ 母父グレイソヴリン系
13年2着 アドマイ 父母父グレイソヴリン系
13年3着 ルルーシ 母父グレイソヴリン系
14年1着 フェイム 父母父グレイソヴリン系
15年3着 レ-ヴミ 母父グレイソヴリン系
16年1着 シュヴァ 父母父グレイソヴリン系
16年2着 アルバー 父母父グレイソヴリン系
17年1着 スワ-ヴ 父母父グレイソヴリン系
19年1着 ムイトオ 父母父グレイソヴリン系
19年2着 タイセイ 父母父グレイソヴリン系
20年3着 サンアッ 母母父グレイソヴリン系
一昨年は該当馬のワンツー。昨年は9番人気3着の推奨馬・サンアップルトンが
該当馬でした。
また上記の他に父ステイゴールド系、ロベルト持ちの馬たちも多く好走しています。
つまり、当レースでは「スタミナ寄り」の血統馬が強いのです。
アルゼンチン共和国杯の舞台「東京芝2500m」はステイヤーが強い舞台。いつも記していますが同じ東京の芝でも2400mではマイラーや中距離馬が活躍します。
しかし、芝2500mは全く様相が違います。たった100mの距離の違いで東京芝の場合、好走に必要な素養が変わってステイヤーの天下と化すのです。
東京2400m戦は直線の坂を上りきった場所からスタートする(=最初に馬力が要らない)うえにスロー瞬発戦が多め。距離ぶんのスタミナはあまり必要とされません。ですから、マイラーでも中距離馬でも走れます。
しかし東京2500m戦は「坂下」からスタート=スタートしていきなり上り坂。つまり最初から力が必要とされます。
しかも坂を2度上ることになるうえに平均ペースで流れる事が多いですから距離分のスタミナが必要。マイラーでは、とても走れません。中距離馬でも結構キツい。ステイヤーのスタミナが活きるのです。
そして、それが如実に現れているのが好走馬の血統面というワケです。
【ポイント2】○○を狙いたい |
→上記【ポイント1】と同類の話ですが、このレースの好走馬の多くは「芝2600m以上」で好走した実績を既に持つ、いわば○○です。中距離での実績はあまり関係ナシ。
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○○の答えは
ブログランキングの「競馬の王様」
プロフィール欄に記載しました。
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昨年の当レースで配当妙味を連れてきた3着馬サンアップルトンも芝2600m戦で好走実績がある馬でした。
【ポイント3】3歳・4歳が強い |
→近10年の馬齢別の成績を診てください。
3・4歳馬が圧倒。
近10年で7勝をあげています。今年は3歳の出走はありませんが4歳馬は複数出走予定。
3歳 複勝率100% 2.0.2.0
4歳 複勝率34% 5.4.4.25
5歳 複勝率18% 1.4.4.41
6歳上 複勝率 6% 2.2.0.65。
【ポイント4】逃げ馬不振 |
→近10年で逃げた馬は(0.0.0.10)と好走ナシ。
展開を利して逃げ粘りるシーンが発生していないレースです。
【ポイント5】前走京都大賞典組が大不振 |
→過去10年(0.2.0.25)、複勝率たったの7%。
そもそも京都大賞典で好結果が出た馬や、京都大賞典で好結果が出なくても元々の実力が高い馬は、京都大賞典の次走でG1へ行くモノ。
それが、京都大賞典を使ってココへ出てくるという事は、京都大賞典であまりいい結果が出ず仕方なくココに回ってきたか、または元々の力が少し足りないため京都大賞典の次走でココを照準にしていた馬となるため、こんな結果になっているのでは、と診ます。
【ポイント6】ハンデ戦だけど軽ハンデ馬が不振 |
→過去10年のハンデ別・成績を診てください。
54キロ以下 複勝率 9% 1.1.3.53
55・56キロ 複勝率30% 7.6.6.45
56.5キロ以上 複勝率15% 2.3.1.33
アルゼンチン共和国杯は「ハンデ重賞」ですが54キロ下の軽ハンデ馬の台頭が非常に少なく、逆に55キロ超を背負った馬の成績が良いのが特徴です。
近年は、ハンデ戦でも実力上位馬に極端に重いハンデが付きませんので実力上位馬が「ソコソコの斤量」を味方に好走することが多めですが、このアルゼンチン共和国杯もその傾向が顕著な印象。
ともあれ「ハンデが少し重いから」評価を下げる予想の思考は必要ナシ、と言えるワケです。