福島記念の穴馬探し
「福島記念」の穴馬探しをお届けします。
福島記念は11月14日(日)に福島2000mで行われるG3のハンデ重賞です。
さっそく当レースのポイントをお伝えします。
【ポイント1】前走「G2凡走からの巻き返し」を要マーク? |
→タイトルどおり。
近10年の当レースの「前走クラス」別の成績を診てください。
(新潟施行の11年は除く)
G1 複勝率63% 2.1.2.3
G2 複勝率30% 3.4.5.28
G3 複勝率12% 3.1.1.38
オープン 複勝率11% 1.3.2.49
条件級 複勝率18% 1.1.0.9
「G1経由馬」は出走数じたいが少ないですが出走してくれば、このように走ります。
そして、それ以上にここのところ勢いがあるのが前走G2組。
近4年だけを見ると馬券圏好走12頭のうち8頭が前走G2組です。
一昨年・昨年と該当馬が連勝中。
ちなみに、その8頭の前走G2での成績は下記のとおりです。
・毎日王冠10着〈9番人気〉
・毎日王冠 9着〈11番人気〉
・札幌記念 9着〈6番人気〉
・オールカ 4着〈5番人気〉
・オールカ 5着〈5番人気〉
・札幌記念 9着〈8番人気〉
・オールカ 2着〈3番人気〉
・京都大賞 9着〈10番人気〉
つまり、強豪が揃う京都大賞典などのG2でさほど人気にならず着順も良くなかった「前走履歴がきわめて平凡だった馬」が、ローカルG3の福島記念に格落ち出走することで一気に巻き返した、という形です。
それだけ、福島記念のレースレベルが低調とも言えますが、ともあれこのパターンに該当する馬を探すのも一興と言えるレースなのです。
【ポイント2】外枠不利 |
→面白くも何ともないハナシですが福島記念は外枠不利のレースです。
近10年の当レースの枠別成績を診てください。
(新潟施行の11年は除く)
1・2枠 複勝率30% 6.1.5.28
3・4枠 複勝率15% 2.2.2.34
5・6枠 複勝率21% 2.5.1.31
7・8枠 複勝率10% 0.2.2.35
好走馬30頭のうち、じつに12頭が1・2枠。
そして勝った馬はすべて「5枠から内」。
7・8枠は、10年間でたったの2連対。
しかもその2頭は1・3番人気。
つまり全体的に「内>外」の枠傾向であり、しかも外枠馬は全く連穴をあけていない、ということなのです。
近年は芝の状態が良い秋の福島。先行してそのまま押し切るにせよ後ろから捲ったり捌くにせよ、好枠から発進して道中で内を進めてくる馬の方に利がある、ということなのです。
秋の荒れ馬場を味方に外枠の差し馬がバンバン走っていた光景は、今はもうありません。
昨年も2・5・4枠馬のワンツースリーでした。
【ポイント3】意外と逃げた馬が粘れていないレース |
→「逃げた馬」の近10年は(1.0.1.10)。
昨年も逃げた4番人気馬が沈みました。小回り福島で逃げ馬台頭を想起しがちな
レースですが、意外に逃げても残れていません。
【ポイント4】栗東坂路追い切り馬に要注目? |
→近5年の出走全馬の調教場所別・成績を診てください
栗東CW 複率13% 1.1.0.13
栗東坂 複率37% 1.3.3.12
美浦W 複率18% 3.1.2.27
美浦坂 複率 0% 0.0.0.6
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ポリ 複率 0% 0.0.0.5
注目は栗東坂路組。
ここだけ「複勝率」が抜けて優秀です。
要パワーの当レースと、パワーが鍛えられる栗東坂路の「相性」が良好という事なのかもしれません。
【ポイント5】重いハンデの馬が堅調に走る |
→過去10年のハンデ別・成績を診てください。
54キロ以下 複勝率14% 3.3.2.48
55・56キロ 複勝率17% 5.4.4.63 56.5含む
57キロ以上 複勝率35% 2.3.4.17
ハンデ重賞ですが57キロ超を背負った馬の成績が良いのが特徴。
近年はハンデ戦でも実力馬に極端に重いハンデが付きませんから実力馬が「ソコソコの斤量」を味方に好走するケースが多めですが福島記念もその傾向が顕著です。