京都2歳Sの穴馬探し

「京都2歳S」の穴馬探しをお届けします。

 

京都2歳Sは11月27日(土)に今年は阪神で行われる2歳のG3重賞です。

 

今年も「阪神」の芝2000mで行われます。
さっそく、当レースのポイントをお伝えします。

 

 

【ポイント1】1戦1勝馬が強いレース

→オープン特別として行われていた年を含めた
近10年の前走クラス別の成績を診てください。

新馬戦   複勝率48% 5.2.3.11
未勝利戦  複勝率22% 0.1.3.14
1勝クラス 複勝率23% 2.0.3.17
オープン  複勝率31% 3.7.1.24

 

このように、前走「新馬戦」出走=つまり1戦1勝馬が非常に強いのが特徴です。

 

重賞化されたとはいえメンバーレベルが大きく上がったとはいえない当レース。そもそも前週には、毎年好メンバーが揃い、今年からG2に格上げされた東京スポーツ杯2歳Sが行われたばかりです。

 

明らかに2歳重賞が多すぎる番組編成ですし、2歳の素質馬は先週の東スポ杯のほうに回るのが今の「主流」。

 

ですので、当レースは引き続き1戦1勝馬が通じやすい状況、と見るのが正解でしょう。

 

 

【ポイント2】荒れ芝の阪神!芝2000mの血統傾向をチェック

→昨年は秋開催4週目に行われた当レース。

 

しかし今年は8週目施行。馬場は、昨年と比較にならないほど荒れ果てています。

そこで、近3週=11月に入ってからの荒れ馬場の阪神の「芝2000m戦」で、どんな血統の馬が好走しているかをチェックしておきます。

 

11月に入ってからの阪神芝2000mにおける「種牡馬」別成績は下記のとおり。

ドゥラメンテ    複勝率60% 0.3.0.2
ディープインパクト 複勝率58% 3.1.3.5
ハ-ツクライ    複勝率50% 2.0.0.2
シルバーテ-スト  複勝率33% 0.0.1.2
ル-ラ-シップ   複勝率14% 0.1.0.6
ハ-ビンジャー   複勝率17% 0.0.1.5

 

ドゥラメンテ、ディープインパクト、ハ-ツクライの各産駒が、荒れ芝の阪神2000mで好調です。特に注目したいのはディープ産駒です。

 

じつは今年1~10月のディープ産駒の阪神芝2000mでの成績は〈5.4.3.30〉、
複勝率29%。

 

ディープ産駒のワリには平凡な成績です。

 

それと比べて、今月のディープ産駒は同舞台で複勝率58%。
一気にダブルスコアにハネ上がっているのです。

 

荒れ馬場だけど、時計がめっぽう掛かるワケではない、今の阪神の中距離戦では
ディープの素養が案外活きやすいのかもしれません。

 

 

【ポイント3】1番人気馬がまったく崩れない

→ここからは再び、施行場に関連性の薄いテーマ。1番人気の馬は、オープン特別時を含めた近10年で(5.2.1.2)、じつに複勝率80%。

 

内回り京都2000mで行われているとはいえ少頭数なので紛れが少なく、1番人気馬が実力どおりに走れることが多めです。

 

今年も舞台を阪神に移して行われますが1番人気馬が堅いこの傾向は。今年も変わらないと診ます。阪神施行の昨年も1番人気ラーゴムは2着を確保しました。

 

 

【ポイント4】牝馬は苦しい

→オープン特別時を含めた近10年の牡牝別成績を診てください。

牡 複勝率34% 10.9.10.57
牝 複勝率 9% 0.1.0.10

タフな要素が強いレースゆえ牝馬はこのように苦戦しています。今年も阪神開催ですからなおさらでしょう。