二元育成

読み:ニゲンイクセイ

1900年代前半に活躍したイタリアの生産者、フェデリコ・テシオの創始した馬の育成方式のことを言う。 生まれた仔馬を秋に南の地域の牧場に移動して育成し、1歳秋に調教厩舎に連れてくるという方式のこと。 フェデリコ・テシオは独特の信念を持って、繁殖牝馬を20頭に、生産馬も10頭程度にとどめていた。配合は血統のみならず、牝馬の年回りや種付け時期に至るまで細かい計算をして二元育成を行った。 その結果、イギリスやフランスでG1を制覇する数々の名馬の生産に成功した。