中山金杯の穴馬探し

「中山金杯」の穴馬探しをお届けします。

 

中山金杯は年明け1月5日(水)に中山の芝2000mで
新春恒例のG3重賞です。

 

一年の計は金杯にあり。
金杯で、乾杯。

 

2022年最初の重賞で、皆様の馬券も好スタートを切って頂きたいと思います。

早速、中山金杯のレース傾向を幾つかお伝えしましょう。

 

 

【ポイント1】ハンデ「増」の馬が圧倒的に強い

→近10年の前走からの「斤量」の増減別成績は、下記のとおりです。

前走から斤量増 複勝率57% 8.4.4.12
前走と同斤量  複勝率11% 0.4.3.57
前走から斤量減 複勝率11% 2.2.3.59

 

このとおり、前走から斤量が増えた馬が断トツの好アベレージ。
しかも8勝しています。

 

 

一昨年のトリオンフや18年のウインブライトのように、実力上位馬が
ハンデ戦ゆえの重めのハンデを背負わされるも実力の高さでクリアして
勝ち切ってしまう事が多いレース、という事。

 

 

また、17年のツクバアズマオーや16年ヤマカツエースのように「前走を勝った目下好調馬」が、その近況の充実度が評価され前走よりも少し重いハンデを背負わされるも目下の好調度で跳ね返して走ってしまうケースも少なくありません。

 

いずれにせよ、中山金杯における「前走から斤量が増えた馬」には、
何らかのポジティブな理由が隠されている、
ということ。注目です。

 

 

【ポイント2】牝馬不振

→近10年(0.0.0.8)。

それだけタフな質の重賞レース、ということなのでしょう。

 

【ポイント3】極端な「枠」傾向に要注意

→近10年の枠別・成績を診てください。

1・2枠 2.5.3.26 複勝率28%
3・4枠 5.1.3.30 複勝率23%
5・6枠 3.3.3.30 複勝率23%
7・8枠 0.1.1.42 複勝率 5%

 

さすがに、これほど極端な枠傾向が出ている重賞も珍しいでしょう。
7・8枠が大不振です。
なんと複勝率5%!

 

年末はAコース施行の中山芝ですが、年が明けるとCコース施行に替わります。この馬場の設定変更により、馬場の内側に状態の良い走路が現れる事、内ラチが外へ張り出すため外を回ると大回りを強いられて苦しくなるコトなどがこの事象の要因でしょう。

 

外枠の馬は、一律で少し評価を割り引く。

 

中山金杯は、それくらいで丁度いいレースです。