ジャパンCの穴馬探し
「ジャパンC」の
穴馬探しをお届けします。
ジャパンCは
11月27日(日)に
東京芝2400mで
行われる国際G1です。
さっそく、当レースの
ポイントを記します。
【ポイント1】「報奨金」の対象? 対象外?
→ジャパンCでは、
凱旋門賞など
JRA指定の外国レースを
優勝している外国馬は
「報奨金対象馬」となり
報奨金が支払われます。
その額ですが、
ジャパンCで1着になると
何と報奨金300万ドル!
2着でも120万ドル。
以下、3着で75万ドル。
4着以下は20万ドル。
逆に、JRA指定の
外国レースを優勝して
いない報奨金「対象外」の
外国馬は、ジャパンCで
何着でも10万ドルしか
もらえません。
また、JRA指定の
外国レースを優勝している
「日本馬」にも、この
報奨金制度が適用されます。
ジャパンCで1着になると
200万ドル。2着40万ドル。
3着25万ドル。以下10万ドル。
つまり、ジャパンCは
報奨金「対象」馬と
「対象外」の馬が
混じっているレース、
というコト。
これをどう読むか?も
ジャパンCにおける
大切な予想ポイントの
1つとなります。
【ポイント2】今年の出走メンバーはかなり異例
→今年のジャパンCの
特徴は「中1週」の馬が
5頭も登録している点。
その5頭は福島記念・
エリザベス女王杯からの
転戦ですが…
じつは、近10年で
両レースからの転戦馬の
出走は4頭のみ。
近10年で計4頭なのに、
今年は5頭も登録。
明らかに異常です。
おそらくこの5頭は、
今年のメンバーが
日本馬も外国馬も
かなり薄いコトを
確認して「これなら
ウチの馬でも好走可」と
急きょ出走を決めたか、
あるいはJRA側からの
出走促進の泣きに
応えたか。
恐らくどちらかだと
思いますが、いずれに
せよ当初ジャパンCへの
出走など全く見据えて
いなかった馬たちとは
言えますし、中1週での
G1参戦じたいそもそも
厳しいコト。
ですから、この5頭に
関しては各馬の実力を
そのまま額面どおりに
評価はできません。
要一枚割引でしょう。
今回のジャパンCは、
まずはこの5頭を
推奨しないところから、
考察をスタートします。
【ポイント3】どう扱う?外国馬
→今年は久々に
外国馬4頭が出走して
きますので、改めて
最近のジャパンCで
上位好走した外国馬の
共通項を確認します。
2005年以降、
5着以内に好走した
外国馬は以下の7頭。
05年1着 アルカセット デットーリ 牡5英 中5週 前走5着(G1)
05年5着 ウィジャボード ファロン 牝4英 中3週 前走2着(G1)
06年3着 ウィジャボード デットーリ 牝5英 中2週 前走1着(G1)
09年4着 コンデュイット ムーア 牡4英 中2週 前走1着(G1)
13年5着 ドゥ-ナデン スペンサー 牡7仏 中2週 前走11着(G1)
17年5着 アイダホ ムーア 牡4愛 中5週 前走4着(G1)
20年5着 グランドグロー Cデムーロ 牝5仏 中7週 前走2着(G1)
この7頭に
共通しているのは…
★7頭すべて「4歳以上」
斤量有利な3歳馬は
意外にも?好走が
ありません。タフな
日本遠征ですから
ある程度はキャリアを
積んできた馬のほうが
対応しやすい?
★7頭すべて「前走G1出走」
前走でG2など格下戦を
走っていた馬はいません。
今年は当項目に悪い意味で
該当する外国馬がいる
年となります
★7頭の「調教国」は
英・仏・愛
コレも意外にも?
ドイツ調教馬は好走ナシ
★7頭中6頭が、前走から
「中5週以下」の間隔で出走
異国の地での遠征戦で
「いつもの調教」が
できない状況ですから、
詰まったレース間隔で
すでに体がデキている
馬のほうが、ほとんど
マトモな調教ナシでも
走れるのかもしれません
★13年スペンサー騎手を
除く鞍上は全て、その
時点ですでに日本の重賞で
馬券圏好走実績がある
「日本の重賞レースに
慣れていた」騎手だった
以上5項目に「完全」に
合致する外国馬がいれば、
馬券で押さえておいても
いいかもしれません。