「京成杯」の 穴馬探し

「京成杯」の
穴馬探しを
お届けします。

京成杯は
1月15日(日)に
中山2000mで行われる
3歳馬のG3重賞です。

早速、京成杯の
レース傾向を幾つか
お伝えしましょう。

【ポイント1】1周競馬の経験が無い馬では苦しい

→近10年の京成杯の
出走馬142頭を
「1周競馬経験」の
有無で分けると、
各々の成績は下記の
とおりです。

1周競馬に出走した経験が…
あった  複勝率27% 8.9.10.84
無かった 複勝率10% 2.1.0.28

このように前走までに
1周競馬に出走した
経験が「あった」馬の
ほうが、断然好成績。
ダブルスコア超です。

中山芝1800mや
2000m、阪神内回りの
2000mのように
スタンド前の直線から
スタートしてトラックを
クルッと一周するのが
トラック1周競馬。

逆に東京芝1800mや
2000m、阪神外回りの
芝1800mなどは
トラック1周競馬では
ありません。

京成杯は小回りの
内回りをクルッと
1周回ってくる独特の
トラックでの一戦。

やや慌ただしい流れに
なることも多いですし
ホープフルSなどと違い
タフな質のレースへの
出走経験も少ないような
未完の3歳によるG3。

ですから今回と同条件の
1周競馬を経験している
履歴が京成杯で有効と
いうコトなのでしょう。

【ポイント2】1700m以上で連対実績が無い馬では苦しい

→これも【ポイント1】と
同類の話です。

近9年の京成杯では
「マイル以下の距離でしか
連対実績がない」馬も、
全く好走していません。

近10年の京成杯の
出走馬142頭を
「1700m超の距離で
連対した実績の有無」で
分けると各々の成績は
下記のとおりです。

1700m以上の距離で
連対した経験が…
あった  複勝率23% 10.10.10.98
無かった 複勝率 0% 0.0.0.14

【ポイント3】右回りで好走経験が無い馬では苦しい

→これも【ポイント1】、
【ポイント2】と同類の
話です。

近10年の京成杯の
出走馬142頭を
「右回りで3着以内に
好走した実績」の有無で
分けると、各々の成績は
下記のとおりです。

右回りで3着以内に
好走した経験が…
あった  複勝率24% 8.8.10.82
無かった 複勝率12% 2.2.0.30

これも理屈は同様です。
今回とよく似た条件での
経験の有無が、結果に
直結しているワケです。

ちなみに、昨年は
アライパルが
1番人気でしたが
1周競馬の経験、
1800m超の経験
右回りの経験。
4着に敗れたことは
まさに象徴的でした。