武豊騎手、右足の骨折で春のG1シリーズ前半は絶望

3月20日の阪神競馬10Rで騎乗していたソウルトレインがゲート内で暴れた際に負傷し、全レース終了後に競馬場内の診療所では、右足部じん帯損傷と診断されていた武豊騎手が22日、自身の公式ホームページを更新し、3月21日の阪神競馬の騎乗をすべてキャンセルする理由となった20日の阪神競馬10Rにおける負傷について、「今日、京都市内の病院で改めて精密検査をしてもらいました。その結果は、右足の第2、第3、第4中足骨骨折という診断…」を受けたことを明らかにしました。

また、復帰時期については「治りにくい場所ではなさそうなので、5月ごろにはと、勝手に目標を立てています」と前向きなコメントをしているものの、大阪杯と桜花賞、皐月賞への騎乗は断念せざるを得ない状況になりました。すでに28日の高松宮記念で騎乗予定だったレシステンシアは、浜中俊騎手への乗り替わりが、同馬を所有するキャロットファームのホームページで同日、発表されており、春のG1シリーズの前半は棒に振ることになります。

武豊騎手が公式ホームページで発表したコメントは以下の通りです。

「先週、日曜日の騎乗をキャンセルしたことはご存じでしょう。当初の競馬場での診断ではじん帯の打撲ではないかということでしたが、痛みと腫れが治まらず、京都市内の病院で改めて精密検査をしてもらいました。その結果は、右足の第2、第3、第4中足骨骨折という診断…。土曜日のレースで、馬とゲートの間に挟まれる形になってやってしまったものですが、わかりやすく言えば足の甲の部分の小さな骨の損傷です。さあ春のG1という大事な時期で、関係者の皆さんにもご迷惑をおかけしますが、ここからは治療とリハビリで、できるだけ早い時期に復帰できるように頑張るのみです。治りにくい場所ではなさそうなので、5月ごろにはと、勝手に目標を立てています」