ハーツクライが種牡馬引退

社台スタリオンステーションで種牡馬として繋養されていたハーツクライが、種牡馬を引退することが21日、明らかになりました。同馬がけい養されている社台スタリオンステーションの吉田勝己代表取締役は「今年もつけていないし、もう来年も種付けをしません。後継種牡馬も出してくれましたし、牧場を助けてくれた馬です。これからはゆっくりしてほしいですね」と語りました。

同馬は、現役時代の04年ダービーこそ、キングカメハメハの2着に敗れたが、05年有馬記念でディープインパクトに初黒星をつけてG1初制覇。翌06年のドバイシーマカップで海外G1も制覇しました。07年の種牡馬入り後は、ワンアンドオンリーが14年のダービーを制し、ジャスタウェイは同年のワールドベストレースホースランキング年間1位を獲得。アドマイヤラクティや19年の年度代表馬リスグラシューは豪G1を制し、米国ではヨシダが18年に芝&ダートのG1を勝ちました。JRA重賞は66勝。国内外で活躍馬を輩出してきました。

今年は種付けをしておらず、今春生まれた当歳馬が最終世代となります。