ダイヤモンドSの穴馬探し

ダイヤモンドSは2月20日(土)に東京芝3400mで行われる、東京での平地最長距離レースです。
土曜施行ですのでさっそく、当レースのポイントをお伝えします。

【ポイント1】ハーツクライ産駒が強い

→ダイヤモンドSはハ-ツクライ産駒が強いレースです。
15年以降(2.1.1.5)複勝率44%。

人気馬中心とはいえ、2012~2018年まで7年連続で馬券絡み。
さすがはサンデー屈指の長距離砲で「府中の血」のトニ-ピンも厚く備えていますから、当レースで強いのは必然と言えます。

〇ポンデザールとタイセイトレイルが出走します。

【ポイント2】前走で逃げた馬は弱い

→当レース近10年の出走馬のうち「前走で逃げた馬」が異常に弱く、連対ナシの(0.0.2.15)。
これは単純なハナシで、前走で逃げたくらいの「前がかり」な馬ではこのレースは持たない、という事でしょう。

×今年は前走で逃げた馬の出走はありませんが、2走前に逃げたジャコマルは厳しそうです。

【ポイント3】格下馬の一発に要注意

→当レースの近10年の前走「クラス」別の成績を診てください。

重賞    (5.3.4.52)複勝率19%
オープン特別(5.3.2.40)複勝率20%
条件クラス (0.2.4.21)複勝率22%

このように、前走で3勝クラスや2勝クラスのいわゆる「格下戦」を使ってきた馬の成績もソコソコ良好です。
2・3着に6頭が快走し複勝率比較ではトップ。

しかも、当レースで「穴」をよく空けているのがこの格下組。
近10年に好走した「前走条件クラス」6頭のうち4頭が下記のように6番人気以下でした。

ダイヤモンドS・格下馬の一発に要注意

単純に格下馬=実力が足りないと判定されて人気が薄くなりますが、当レースに出てくる実力上位馬や人気馬はとりわけG3レベルですし、安定味に乏しい馬が大半。
条件さえ合えば格下馬が台頭できる余地もあるということでしょう。

◎ブラックマジック
前走の迎春Sを勝ってオープン入り。
2020年3着オセアグレイトも前走は迎春Sでした。

【ポイント4】4歳馬が強い

→以前は長距離路線=新陳代謝が順調でなくベテラン馬の活躍が多いイメージがありましたが、近年はかなり様相が変わってきました。
当レースでも4歳馬の台頭が非常に顕著です。
近10年の馬齢別成績は下記のとおり。4歳馬は「ほぼ半分」の馬が馬券圏に走っています。

4歳 (3.3.4.11)複勝率48%
5歳 (3.2.1.21)複勝率22%
6歳 (2.1.3.27)複勝率18%
7歳上(2.4.2.57)複勝率12%

★今年はオーソリティとブラックマジックのみ。
ブラックマジックはポイント3に、オーソリティはポイント5にも該当しており好材料です。

【ポイント5】前走から斤量増が強い

→近10年の出走全馬の前走からの斤量増減別の成績を診てください。

前走から斤量増(5.2.1.10)複勝率44%
前走と同斤量 (2.5.5.46)複勝率21%
前走から斤量減(3.3.4.60)複勝率14%

このように、前走から斤量が増えている馬が好アベレージです。
前走から斤量が増えた=近況好調or地力がもともと上位の馬で、今回のハンデを重めに背負わされた馬ですが、それらの馬がハンデにめげることなく近況の好調度(or力の元値の高さ)を活かしてよく走っていると言えます。

〇ナムラドノヴァン(51kg→53kg)
◎オーソリティ(55kg→56kg)
〇ミスマンマミーア(52kg→53kg)
〇パフォーマプロミス(57kg→57.5kg)

【ポイント6】前走2000mが大不振

→近10年(1.1.0.20)複勝率はたったの9%。
前走で2000m戦に出てくるような馬ではあまりに「適性面」が違うという事でしょう。

昨年は16番人気のミライへノツバサが前走2000m出走から1着に激走しましたが、あくまでレアケースということなのです。

×グロンディオーズとサトノガーネットが該当します。

以上6点を鑑みたうえで、買い目の参考にしていただけると幸いです。

 


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