ア-リントンCの穴馬探し
「ア-リントンC」の穴馬探しをお届けします。
ア-リントンCは4月17日(土)に阪神マイルで行われる、3歳限定重賞です。
土曜施行ですのでさっそく、当レースのポイントをお伝えします。
当レースは2018年から春の阪神の「最終週」に施行週がスライドされました。そして、NHKマイルの正式なトライアル戦に指定されています。
なお、一昨年は穴馬トオヤリトセイトを会員さまに単独推奨。11番人気でしたが
3着に走ってくれました。
さらに、昨年も会員さまに単独推奨したギルデッドミラーが4番人気で2着に
走ってくれました。
ここ2年、つづけてしっかり「好結果」が出ているレースですので、ここ2年に用いた予想法をあえて今回も使いつつハナシを進めていきます。
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→開催がこの時期になり、正式にNHKマイルCのトライアルに指定されたことで要注目はこの点。
すでにG1出走のための賞金を有する馬は、この後のNHKマイルCに向けこのレースを「無理に取りにいく」必要は全くありません。
余裕残しの叩き台モードで程々に走っておくコトがむしろ大切です。
しかし、現時点でまだ賞金を有していない馬は
トライアルのココに「全力投球」となります。
よって今後の当レースはそのような「本気度の高い賞金不足馬」たちの台頭が増えると診たい。そしてそれらが狙い目になるハズ。
実際に、2018年は勝ったのは1番人気の実力馬でしたが2着馬は1勝クラスを、3着馬にいたっては未勝利戦を勝ってきたばかりの馬。
いずれも、その時点ではG1出走確実といえない立場の馬でした。
2019年の1・3着馬も同様。
そして、すでに重賞を勝っていて賞金をたっぷり持っていた2番人気の馬が敗れています。
昨年も、2着に1勝クラスを勝ってきたギルデッドミラー。
この馬を推奨扱いして奏功したワケです。
関東でNHKマイルCのトライアルレースとして既に機能しているNZTがもともと賞金不足馬の活躍が多いレースですが、以前ならNZTに出ていた関西馬が(当レースの施行時期変更により)当レースに続々と回ってきているワケですから、既にNZTで現われている「賞金不足馬の台頭が多い傾向」が、今後のア-リントンCでもよく現われてくるでしょう。
【ポイント2】非サンデー系 vsスタミナサンデー
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→この時期の施行に移り馬場が少しタフになった状態で施行される影響か、近3年の馬券圏好走馬は非サンデー系の馬、またはスタミナ寄りサンデーの馬ですべて占められているのが大きな特徴です。
下記のように、父が非サンデー系の馬か、ハーツクライ産駒&ステイゴールド系の
スタミナサンデー馬しか好走していません。完全に「血の重さ」が新たなキーワードとなっている印象です。
18年1着 父非サンデー系
18年2着 父非サンデー系
18年3着 父非サンデー系
19年1着 父非サンデー系
19年2着 父ハーツクライ
19年3着 父ステイゴールド
20年1着 父非サンデー系
20年2着 父ステイゴールド系
20年3着 父非サンデー系
ただ、今年の馬場はレコードタイム連発中で例年と様相が違う感じもしますので、その点にも注意を払って推奨馬を選定したいと思います。
【ポイント3】CW調教馬に注目?
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→この時期の開催となった近3年の、最終調教の「コース別」成績を診てください。
栗東坂路 複勝率18% 1.2.1.18 複回収58%
栗東CW 複勝率33% 1.1.2.08 複回収166%
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美浦坂路 複勝率33% 1.0.0.02 複回収50%
美浦W 複勝率 0% 0.0.0.03 複回収0%
このように、栗東のCウッドで最終調教を施された馬が好調。
しかも馬券圏に走った4頭の「人気順」が3・11・12・5。
この時期に移行した当レースで穴を狙うなら栗東Cウッド追いの馬に注目すべし…の様相を呈しています。総合力を求められるレースゆえコース追いで負担をかけた馬に、利が働いているのかもしれません。
【ポイント4】以前は極端な「前有利」のレースだったが…
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→4年前まで春の阪神の開幕週に行われていた当レース。
当時の当欄で何度も記したことですがいかにも開幕週らしく極端な前有利の傾向が
毎年現れていました。とにかく「前に行ったもの勝ち」。
しかし開催時期が7週ずれて「最終週」の施行になったとたん、傾向が変わりました。差し追込が届くようになったのです。
もちろん馬場の状況も変わりましたが、
正式にG1のトライアルレースとなったことで
メンバーのレベルが上がり、それに伴ってテンのラップも速まりました。
つまり、施行時期やレースの設定背景が変わったことで差し馬が台頭しやすくなった、と私的には診ています。今後も当傾向は続くのではないでしょうか。
しかも先週の阪神の芝は時計が速まったものの差しも効く馬場と化していました。