アンタレスSの穴馬探し
「アンタレスS」の穴馬探しをお届けします。
アンタレスSは4月18日(日)の皐月賞デーに阪神で行われる、ダートG3重賞です。
2018年から、皐月賞と同日施行となりました。
さっそく、当レースのポイントをお伝えします。
【ポイント1】ミスプロが妙味を連れてくるレース |
→阪神に開催場が移った2012年以降、近9年の好走馬27頭のうち父or母父ミスプロ系の馬が下記のように16頭を占めています。
12年1着 ゴルトブ(1) ◇
12年2着 アイフ (11) ◆
12年3着 シルクシ(3) ◆
13年1着 ホッコ-(1) ◆
13年2着 ニホンピ(2)
13年3着 ハートビ(3)
14年1着 ナムラビ(2) ◇
14年2着 トウショ(5) ◆
14年3着 ニホンピ(1)
15年1着 クリノス(6) ◇
15年2着 アジアエ(1)
15年3着 ナムラビ(2) ◇
16年1着 アウォー(1)
16年2着 アスカノ(3) ◆
16年3着 サージェ(5) ◇
17年1着 モルトベ(3) ◇
17年2着 ロンドン(6)
17年3着 ロワジャ(8) ◆
18年1着 グレイト(1) ◆
18年2着 ミツバ (3)
18年3着 クインズ(5)
19年1着 アナザ-(6) ◆
19年2着 グリム (2)
19年3着 ロンドン(3)
20年1着 ウェスタ(3) ◇
20年2着 アナザ-(7) ◆
20年3着 クリンチ(2)
◆=父ミスプロ系。
◇=母父ミスプロ系。
(カッコ内数字)は人気順。
26頭中16頭が「該当馬」。
基本的にミスプロ馬が強いダート戦とはいえ、高アベレージです。
さらに注目したいのは「5番人気以下」で馬券に絡んだ9頭のうち7頭が該当馬という点。
つまり馬券の「妙味」もミスプロが連れてきているワケです。一昨年は6番人気単独推奨馬・アナザートゥルースが快勝。昨年も該当馬のワンツーでした。
テンから淀みなく流れ続けるペースゆえのこの傾向でしょうが、ともあれ当傾向は要注意。特に穴党は要注目です。
【ポイント2】前走マーチS組が大不振
|
→近9年の前走別成績を診てください。
名古屋大賞典 複勝率54% 4.3.0.6
仁川S 複勝率25% 2.0.0.6
ダイオライト 複勝率40% 1.2.1.6
フェブラリー 複勝率20% 0.1.0.4
マーチS 複勝率11% 0.2.4.50
オープン特別 複勝率10% 2.0.1.27
準オープン 複勝率 0% 0.0.0.12
「前走マーチS組」の成績の悪さが目立ちます。
9年間で56頭も出走する最大勢力組ながら未勝利。複勝率も11%。
マーチS=直前のG1フェブラリーSに出走しなかった「一流半」の馬によるハンデ戦。メンバーのレベルは毎年低めです。
一方、アンタレスSはこの後の地方G1を目指す一流馬も出走してくる別定戦。一応のレベルは保たれている一戦です。
ゆえに、同格G3でもこのアンタレスSはマーチSより出走馬のレベルがやや高め。
そのメンバーレベルの違いが、マーチS組が当レースで苦しんでいる主要因と診ています。
【ポイント3】距離延長馬が大不振
|
→近9年の前走距離別の成績を診てください。
前走1900m以上 複勝率30% 8.5.1.33
前走1800m 複勝率15% 1.3.8.67
前走1700m以下 複勝率 6% 0.1.0.17
このように、前走で「1900m以上」のレースを使ってきた馬が圧倒的に好調。
次いで前走1800m組。
前走で1800mより短い距離を使っていた馬は、かなり不振です。
タフな阪神ダ1800m。直前に短めの距離を使っていたようなスピード寄りの馬では基本的に辛い、ということなのでしょう。
【ポイント4】関東の騎手に要注意?
|
→2018年からは皐月賞のウラ開催として行われている当レース。
2018年以降の好走馬の
鞍上を診てください。
◆2018年
1着馬 川田
2着馬 松山
3着馬 四位
◆2019年
1着馬 大野 ★
2着馬 浜中
3着馬 吉田隼★
◆2020年
1着馬 藤岡佑
2着馬 大野 ★
3着馬 石橋 ★
注目は9頭中4頭の鞍上が、アウェーの「関東の騎手」が騎乗していた点(★印)。
関東の騎手が、地元でG1が行われている日にわざわざ阪神に西下してダートG3に乗ってくる=鞍上的には「勝負気配が高い」という事なのかもしれません。
以上になります。
もし参考になったら、↓のボタンを押して頂けると嬉しいです。