鳴尾記念の穴馬探し

「鳴尾記念」の穴馬探しをお届けします。

鳴尾記念は6月5日(土)に行われるG3重賞。
今年は、阪神でなく中京の芝2000mで行われます。

土曜施行の一戦ですのでさっそく、鳴尾記念のポイントをお伝えします。

 

【ポイント1】4歳馬が圧倒的に強いレースだが…

→2012年からこの時期の施行に移った当レース。

それ以降、昨年まで9年間の馬齢別成績を診てください。

3歳  複勝率 0% 0.0.0.1
4歳  複勝率59% 2.3.5.7
5歳  複勝率35% 4.2.1.13
6歳  複勝率17% 2.2.2.29
7歳超 複勝率11% 1.2.1.32

 

このように4歳馬の成績が抜けています。
一昨年も昨年も各2頭、4歳馬が馬券圏に好走。

 

ただ今年の登録馬を見ると残念ながら4歳馬は不在。

 

となると次に好成績の5歳勢に今年は要注目、となるでしょうか。

なお今年は中京施行ですが当ポイントは、施行場に関連性が薄いと診ますのであえて掲載しました。

 

【ポイント2】距離短縮馬が不振

→当レースの近9年の前走距離別の成績は下記のとおりです。

前走から距離延長 複勝率23% 4.4.2.33
前走と同距離   複勝率27% 2.5.6.34
前走から距離短縮 複勝率21% 3.0.1.15

前走から「距離短縮」の馬が3勝していますが、実は、これは全て前走で春天を使っていた馬。

 

前走春天経由馬を除くと「前走から距離短縮」の馬は(0.0.1.13)です。ここまでハッキリ成績が悪いと、対象馬をあえて狙うのはどうなのかな…と思ってしまいます。

 

当ポイントも施行場に関連性が薄いと診て、あえて掲載しました。

 

【ポイント3】今開催の中京芝2000mの血統傾向

→5月8日から始まってすでに4週が経過した中京開催ですが、この4週の芝2000m戦で起きている「傾向」を2つ、診て頂きます。

 

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まず、この4週の中京芝2000m戦の種牡馬成績を診てください。

○○○○       複勝率67% 7.2.1.5
オルフェーヴル 複勝率40% 0.0.2.3
キズナ     複勝率33% 1.2.1.8
ドゥラメンテ  複勝率33% 0.1.1.4
エピファネイア 複勝率29% 0.1.1.5
モーリス    複勝率20% 1.0.0.4
ハ-ツクライ  複勝率18% 0.2.1.14
ブラックタイド 複勝率17% 0.1.0.5
ル-ラ-シップ 複勝率11% 1.0.0.8
ハ-ビンジャー 複勝率 0% 0.0.0.5
ダイワメジャー 複勝率 0% 0.0.0.5
(出走数5超の種牡馬のみ)

説明の要は無いでしょう。
ちょっと異常なほどの○○○○天国です。

逆に、ハ-ツクライはこれも極端なほど不振。

ここまで偏っていれば、あれこれ「要因」を詮索する必要はありません。

 

傾向が変わるまで、傾向に添った馬を狙うのみです。

 

【ポイント4】今開催の中京芝2000mの調教傾向

→次に、この4週間の中京芝2000m戦の「最終調教場所」別の成績を診てください。

栗東坂路  複勝率33% 10.10.11.64
栗東ウッド 複勝率23% 4.3.4.37
美浦ウッド 複勝率 0% 0.0.0.7
(出走数5超の種牡馬のみ)

栗東坂路組が優勢ですが、しかも複勝「回収率」で診ても栗東坂路86%、栗東ウッド56%。

 

穴っぽい馬が多めに絡んでいるのも「栗東坂路」組なのです。

 

実際に3番人気以下の馬が馬券に絡んだ頭数は…

栗東坂路組   17頭
栗東ウッド組   7頭

ということで、妙味探しの点においても「栗東坂路」組に注目、といえる目下の中京の芝2000m戦なのです。