エプソムCの穴馬探し

「エプソムC」の穴馬探しをお届けします。

エプソムCは6月13日に東京で行われるG3重賞です。
さっそく、エプソムCのポイントをお伝えします。

 

【ポイント1】とにかく4歳馬が強い

→これがエプソムCの最大のポイントでしょう。

近10年の、馬齢別の戦績を診てください。

4歳  複勝率49% 7.6.3.17
5歳  複勝率11% 2.1.2.41
6歳上 複勝率11% 1.3.5.74

説明の要は無いでしょう。
4歳馬が圧倒的に強い。

強すぎます。

 

昨年にいたっては、18頭だて18番人気の4歳トーラスジェミニが3着に大激走。

4歳馬なら(失礼ながら)こんな馬でも走るのか、という結果になりました。

 

ちなみに昨年は5頭の4歳馬が出走。
うち3頭が、掲示板に載っています。
(18・4・8番人気)

 

4歳馬が頑張れる、当レース。
それには理由があります。

 

直前の安田記念などのGIに出走したとしても好勝負になりそうな「能力のある4歳馬」が、収得賞金が足りなかったり、まだ4歳だからと大事をとったりして、あえてGIに出ず(or出られず)このエプソムCに照準を切り替えて毎年、出てきます。

 

そんな「実力上位&昇り調子の4歳馬」がエプソムCには数多く出てくるため、上記の4歳優勢の傾向が現れている、ということなのでしょう。

 

 

【ポイント2】とにかく「逃げた馬」がよく頑張っている

→エプソムCの時期は馬場が荒れているため差し有利のイメージを持ちがちですが、じつは逆で「逃げた馬」がよく馬券に絡んでいます。

 

2015年以降の当レースで「逃げた馬」の戦績は下記のとおり。
高確率で馬券に絡んでいます。

15年 エイシンヒカリ 1着 2番人気
16年 マイネルミラノ 3着 6番人気
17年 マイネルハニ- 3着 6番人気
18年 スマートオーデ 12着 6番人気
19年 サラキア    2着 7番人気
20年 トーラスジェミ 3着 18番人気

特に近年の東京の芝はレースを使い込まれて内が踏み固められるとそこがかえって走りやすくなるため、逃げた馬がむしろ脚を残しやすくなっているのでしょう。

 

しかも、上記6頭の大半が6番人気以下。

当レースで妙味を求めたい場合でも「逃げそうな馬」は要チェックなのです。

 

今の東京の芝は差し有利ではありますが、当レースならではのこの傾向は、一応は頭に入れておこうと思います。

 

【ポイント3】ディープ vs キズナ ?

→東京の芝1800mは血統の偏りが大きい舞台でもあります。東京芝1800m成績が
良い・悪い種牡馬は以下のとうり。

それぞれ、今年通算の出走数9超の種牡馬のみ抽出しています。

 

キンカメ産駒の出走は今年の当レースはナシ。
よって、当データ的にはディープ vs キズナの様相という事でしょうか。

 

2021年の当舞台成績が…
良い種牡馬
キングカメハメハ 複勝率45% 3.2.0.6
ディープ     複勝率44% 10.4.2.20
キズナ      複勝率44% 3.1.0.5

悪い種牡馬
エイシンフラッシ 複勝率 0% 0.0.0.12
ゴールドシップ  複勝率15% 0.0.2.11
ロードカナロア  複勝率15% 0.2.0.11

 

【ポイント4】前走「メイS」組が大不振

→近10年の当レースで前走メイS出走馬は何と(2.2.0.32)、複勝率13%と大不振。

メイS=エプソムCへの「ステップ戦」として5月に全く同舞台距離で行われているのですが、この不調ぶりです。

 

メイSを叩かれてからエプソムCを最大目標に目指す馬=ギリギリのG3レベルの馬が多く、他路線を経由してくる馬はそれよりもレベルが高い馬が多いことが、メイS組不振の傾向を生んでいると診ます。

 

【ポイント5】中3週以上の馬を狙いたい

→前述【ポイント4】でご紹介した「メイS→当レース」は中2週。ただ、この初夏期に中2週はラクと言えない日程です。

 

その点も、メイS組不振の傾向を助長しているのかもしれません。

 

実際に、近10年の前走からの間隔別成績は下記のとおり。
中3週以上の間隔を取ってきた馬のほうが断然、好成績です。

中2週以下 複勝率 9% 2.2.0.43
中3週以上 複勝率22% 8.8.10.90

 

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