マーメイドSの穴馬探し
「マーメイドS」の穴馬探しをお届けします。
次週から西日本は阪神開催に戻ります。
次週・次々週の2週のみの開催です。
マーメイドSは6月20日に行われる牝馬限定のG3重賞。さっそく、当レースのポイントをお伝えします。
【ポイント1】距離延長馬が好調…
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→近10年の出走全馬の前走「距離別」成績は下記のとおり。
距離延長 複勝率23% 7.7.9.78
同距離 複勝率17% 3.2.0.24
距離短縮 複勝率14% 0.1.1.12
このように、前走で短めの距離を使ったうえで今回、2000mに距離を延長してきた馬が好調。
同距離を使っていた馬、距離短縮してきた馬は不振です。
タフな阪神芝コースゆえ距離分以上のスタミナが武器になるイメージもありますが、当舞台戦で必要なのはスタミナよりもパワーと、内回り向きの機動力&一瞬の速い脚。
ですから、直近で短めの距離を使ってきた馬の高い俊敏性・機動力のほうが活きやすいということなのかもしれません。
ともあれハッキリした傾向が現れていますので今年も注視しています。
【ポイント2】「○○な馬」が不振
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→下記のように近10年で(0.1.0.9)と不振。
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○○な馬については
ブログランキングの「競馬の王様」
プロフィール欄に記載しました。
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11年 12着 ポルカマズルカ
12年 8着 アグネスワルツ
13年 2着 アグネスワルツ
14年 12着 アイムヒアー
15年 8着 リラヴァティ
16年 14着 シャイニーガール
17年 8着 プリメラアスール
18年 15着 トーセンビクトリー
19年 12着 アドラーダ
20年 4着 ナルハヤ
この時期の阪神の芝が「〇有利」になっているケースが少ないコト、展開がもつれるコトが多い点などが当現象の要因でしょうか。
【ポイント3】とにかく荒れる
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→牝馬同士のレース。
しかもハンデ戦。
しかも、じつはこれが最重要なコトですがG1ヴィクトリアマイルの「直後」に行われるためメンバーがかなり低調。
つまりマ-メイドSは「荒れる要素」が満載のレースなのです。
ゆえに、よく荒れます。
近10年の出走全馬の人気別成績を診てください。
1番人気 複勝率40% 2.1.1.6
2番人気 複勝率40% 1.2.1.6
3・4番人気 複勝率15% 1.0.2.17
5・6番人気 複勝率20% 1.0.3.16
7~10番人気 複勝率30% 5.6.2.27
11番人気以下 複勝率 5% 0.1.1.42
「7~10番人気」のアベレージの高さが目につきます。
当レース近10年の3着以内好走馬30頭中、なんと半分の15頭が「7番人気以下」。
こんな重賞は、なかなかありません。
とにかく荒れている重賞レースです。
レースによってあえて堅く狙ったり一発穴を狙ったりと臨機応変」の予想をモットーとしている当欄ですが、このマ-メイドSに限っては人気馬から堅く狙う理由が皆無のレースと言っていいでしょう。もちろん今年も穴狙い。
【ポイント4】軽ハンデ馬の「激走」に要注意 |
→当レースは軽ハンデ馬が
よく走るのが特徴です。
当レースは2006年からハンデ戦になりましたがそれ以降、51キロ以下の軽ハンデ馬が、12頭も馬券圏に好走しています。昨年も、50キロのサマーセントが勝ちました。
ドングリの背比べ的な低調メンバー戦ゆえ、下級条件で好走してきたばかりの軽ハンデ馬、あるいは前走のオーブンで凡走した軽ハンデ馬が、その軽いハンデを活かして好走できるケースが多いということなのでしょう。
【ポイント5】格が効かないレース
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→近10年の出走馬の前走「グレード」別の成績を診てください。
GI 複勝率23% 0.1.2.10
G2 複勝率57% 1.0.3.3
G3 複勝率11% 0.2.1.24
オープン 複勝率31% 2.2.1.11
3勝クラス 複勝率17% 6.2.2.50
2勝クラス 複勝率25% 1.3.1.15
このように、前走で条件クラスを使ってきた馬のアベレージが良好。
近10年の好走馬30頭中、半数の15頭が、前走で条件クラスを使ってきた馬なのです!
こんな重賞、ちょっと他ではお目にかかれません。
近況の格下級のレースで好走してきた「勢い」をもって臨んでくる馬でも狙えるレースと言えます。
【ポイント6】栗東坂路追い組の単穴を要マーク?
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→近5年の当レースの最終調教「場所別」の成績を診てください。
栗東坂路 複勝率23% 4.2.1.24 単回収率154%
栗東Cウッド 複勝率23% 1.1.3.17 単回収率66%
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美浦坂路 複勝率 0% 0.0.0.3
美浦ウッド 複勝率15% 0.1.1.11
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ポリトラック 複勝率33% 0.1.0.2
地元の関西馬について坂路組とウッド組が着度数では互角ですが単勝回収率は坂路組が圧倒。近5年で4勝をマークし、しかもその4頭の人気順は3・6・7・10です。
栗東坂路追いの穴馬が「単穴」を空けているレース、と言えます。