函館2歳Sの穴馬探し

「函館2歳S」の穴馬探しをお届けします。
早くも次週末から2歳重賞がスタート。

 

函館2歳Sは7月17日(土)に函館1200mで行われる2歳G3重賞です。
土曜施行ですのでさっそく当レースのポイントをお伝えします。

 

【ポイント1】今の函館の芝は1200m戦でも差しが効く

→函館2歳Sは2011年まで夏の函館「8週目」に施行されていました。

しかし2012年から函館開催じたいが6週に短縮されたため当レースも「函館の
6週目の施行」に移行しています。

 

そして、今年です。

変則開催で札幌からスタートした今夏の北海道開催。

 

札幌3週→函館3週の、その「函館3週目」に今年の函館2歳Sが行われる事になります。つまり、例年と何が違うかと言いますと、馬場の損耗度。

 

いつもは函館の6週目。今年は函館の3週目。
ならば今年のほうが馬場は荒れていませんので今年の当レースは例年にもまして前に行った馬が残りやすいのでは?と思いたくなりますが…。

 

しかし、今夏の函館は開幕週からずっと、やや差しが効く芝状態で施行されています。

 

先週も、6鞍行われた芝1200m戦で馬券圏に好走した18頭のうち、逃げ先行で好走したのは7頭だけ。半数以上が差し追込待機馬でした。(新馬戦除く)

 

 

さすがにここまで馬場の傾向がハッキリと現れていると…。今年は差し馬に注視しようと考えているところです。

 

 

【ポイント2】じつは「道営所属馬」が全く好走していない

→完成度勝負の一戦ゆえ早期デビューの道営馬にチャンスがありそうなイメージもありますが…

 

じつは、当レースが函館「6週目」施行になった近9年で道営馬は(0.0.0.19)と全滅中。

 

近年は当レース時点の馬場状態がかなり良くスピード勝負になっているため、馬力では勝るもののスピードは劣る道営馬では苦しくなっているのでしょう。

 

15年に4着に健闘したタイニ-ダンサーが「馬券圏内にもっとも近づいた馬」でしたがこの馬は前走の重賞・栄冠賞を勝ったうえで乗り込んでいました。

 

今年の出走予定馬は栄冠賞で8着に完敗していた馬ですのでさすがにココは苦しそうです。

 

【ポイント3】他場デビュー馬が勝っていないレース

→函館2歳Sが7~8月の施行となった1997年以降、函館以外の中央場でデビューした馬が当レースでは1頭も勝っていません。(函館開催が無かった2009年除く)

 

他場デビュー馬が「今度の函館2歳Sはメンバーが薄そうだから急きょ参戦しようか」と考えて急遽このレースに参戦しても、函館当地でじっくり当レースに照準を合わせて調整してきた馬にはかなわない…というコトなのです。

 

今年の場合、日程がいつもと違いますから「札幌・函館」以外でデビューした馬は
勝てないのではということになりますが…どうでしょうか。

 

【ポイント4】今開催の函館芝1200mで強い調教内容は…

→今夏の函館芝1200mの最終調教「コース別」の成績を診てください。

函館芝コース 複勝率54% 1.3.2.5
函館ウッド  複勝率24% 11.10.11.99
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札幌ダート  複勝率 9% 1.1.0.21

傾向はハッキリです。

レース本番と同じ函館の芝コースで追われた馬の成績がかなり優秀。

たとえば13日(日)は新馬戦2着馬(9番人気)、函館道新スポーツ杯の
3着馬(6番人気)が「該当馬」でした。

 

逆に、札幌に滞在して最終追いも札幌ダートで施されたうえで函館に「輸送」して使ってきた馬が全く振るいません。