新潟2歳Sの穴馬探し
「新潟2歳S」の穴馬探しをお届けします。
早いもので夏競馬も残り2週となりました。
新潟2歳Sは8月29日(日)に新潟芝1600mで行われる2歳重賞。
さっそく、新潟2歳Sのポイントをお伝えします。
【ポイント1】前走「ダリア賞」組が全く来ないレース |
→新潟2歳Sにおける最重要項目です。
近10年の前走別成績を診てください。
新馬 複勝率23% 7.7.7.71
未勝利 複勝率21% 3.3.2.31
ダリア賞 複勝率 0% 0.0.0.27
衝撃のデータです(笑)。本来は当レースにおいて「格上」のハズの前走オープン経由馬がなんと(0.0.0.27)。
この「オープン」の27頭のうち、20頭が前走ダリア賞組です。
ダリア賞=新潟2歳Sへ向けた「唯一」のステップレースですがこのように、前走で
ダリア賞を使ってきた馬が大不振なのです。
新潟2歳Sに出てくる前走ダリア賞組=ダリア賞で好走してきた馬が多いワケですが、ダリア賞は新潟内回りの芝1400mで行われるレース。流れは平均的で持続脚の勝負。
それに対して新潟2歳Sは新潟外回りのマイルで行われ、流れはスローからの瞬発力比べ。つまり、両レースでは、好走のために求められる資質が「真逆」です。
ゆえに前走ダリア賞で好走した履歴=かえって「負の履歴」となるため、ダリア賞組がこれだけ低調なのでしょう。
しかも「唯一」のステップレースで好走してきた馬ですので前走ダリア賞組は新潟2歳Sでソコソコの人気に推されがち。しかし、走りません。
「蹴って妙味の存在」と化しています。
【ポイント2】前走「東京・中京」組を要マーク |
→これも重要ポイント、近10年の前走コース別の成績を診てください。
東京 複勝率35% 1.4.3.15
中京 複勝率30% 3.2.2.16
福島 複勝率18% 0.2.2.18
阪神 複勝率14% 0.0.1.6
新潟 複勝率11% 6.2.0.64
小倉 複勝率 0% 0.0.0.7
このように今回と同じ新潟を前走で走ってきた馬よりも、前走で東京・中京のレースを使ってきた馬のほうが成績優秀なのです。
特に近年「出走馬のレベル」が高いのが夏の東京の新馬戦。
また中京の新馬戦も関西馬中心の顔ぶれゆえレースレベルは高め。
しかも、東京も中京も左回り。
という事で、2場のレースを使ってココへコマを進めてきた馬は基本的にレベルが高く、かつ左回りにも慣れがあるため、必然的に今回好走の可能性が高く要マークとなるのです。
【ポイント3】父が非サンデ-系、○○持ちの馬がよく穴をあける |
→近10年の当レースで6番人気以下で好走した穴馬10頭のうち9頭が父が非サンデ-系、または○○を有する馬でした。
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○○持ちの馬については
ブログランキングの「競馬の王様」
プロフィール欄に記載しました。
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11年3着クイー 9番人気 ▽
12年2着ノウレ 10番人気 ▽
12年3着サウン 9番人気 ▽
13年3着ピーク 6番人気 ▽◆
14年3着ニシノ 6番人気 ▽
15年2着ウイン 12番人気 ◆
15年3着マコト 8番人気 ◆
16年2着オーバ 6番人気 ▽
18年3着ジョデ 8番人気
19年3着ビッグ 8番人気 ▽
▽=父が非サンデー
◆=○○持ち
低人気の「力が劣る馬」がココで好走するためには、キレや瞬発力だけでなく高次元のスピードを持続するためのパワーも必要。
ゆえにパワー含有量が豊富な馬が多い非サンデー、または○○の血を備える馬が、頻繁に穴を空けているということではないでしょうか。
昨年は上位人気3頭で決まりましたが、10番人気で4着に入ったファルヴォ-レは上記▽印と◆印の両方に該当する馬でした。
そんな昨年の「隠れ事例」もありますので、今年もまたこの傾向について掲載した次第です。
【ポイント4】上がり脚勝負 |
→スローからのよーいドンが定番の当レース。ですから必然的に、直線で速い上がり脚を使った馬が優勢になります。
実際に当レースでの近10年の「上がり最速、または準最速」の馬の成績は(10.6.3.2)。では、キャリアの少ない2歳馬について、何を診てこの「該当馬」を
探すかと言いますと…
最終追い切りの終い1ハロンの時計です。
近5年の新潟2歳Sの出走全馬について
最終追い切りでの
終い1ハロン時計別の
成績を診てください。
12.7秒を切った馬 複勝率27% 5.4.4.35
12.8秒以上かかった馬 複勝率11% 0.1.1.17
このように明暗クッキリ。要は、既に調教段階から「終いキレる」コトを示していた馬のほうが信用できるワケです。
【ポイント5】逃げる馬は買いづらい |
→近10年で逃げた馬は(0.1.0.9)と大不振。
基本的に速い脚で差す馬に利がある差し競馬になりやすい一戦ですからこんな傾向が現れます。