小倉2歳Sの穴馬探し

「小倉2歳S」の穴馬探しをお届けします。

小倉2歳Sは、9月5日(日)に小倉芝1200mで行われる2歳重賞です。

さっそく、小倉2歳Sのポイントを記します。

 

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なお、昨年はフォドラを単独推奨。
5番人気でしたが3着に走ってくれました。

 

昨年の予想プロセスが間違っていなかったと言えますので、昨年に用いた予想プロセスをあえて今年も引き続き使いながら、ハナシを進めていきます。

 

【ポイント1】「タフな逃げ先行」で好走した実績に注目

→小倉2歳Sでは「テンが34.1秒よりも速かったレース」で4角3番手より前位置で運んだうえで、連対した実績をすでに持つ馬がよく好走します。

 

つまり「タフな流れのレース」で前で頑張ってきた馬のパワーが活きるレース、というコト。

 

2012年以降の好走馬27頭のうちちょうど3分の2にあたる18頭が、下記のように「テンが34.2秒よりも速かったレース」で前へ行って、馬券圏に走った実績がある馬でした。

12年1着 前走テン33.6のレースで逃げて1着
12年2着 前走テン34.0のレースで2番手から2着
12年3着 前走テン33.6のレースで3番手から1着
13年1着 前走テン34.0のレースで逃げて1着
13年2着 前走テン33.7のレースで逃げて1着
13年3着
14年1着 前走テン34.2のレースで3番手から1着
14年2着 前走テン33.8のレースで3番手から1着
14年3着
15年1着
15年2着 前走テン33.5のレースで逃げて1着
15年3着 前走テン33.8のレースで逃げて1着
16年1着 前走テン33.6のレースで3番手から1着
16年2着
16年3着 前々走テン32.8のレースで逃げて2着
17年1着 前走テン33.6のレースで逃げて1着
17年2着 前走テン34.1のレースで5番手から3着
17年3着 前走テン33.5のレースで逃げて1着
18年1着
18年2着
18年3着 前走テン34.1のレースで2番手から1着
19年1着 前走テン33.5のレースで3番手から1着
19年2着
19年3着
20年1着 前走テン33.9のレースで3番手から1着
20年2着
20年3着 前走テン33.5の重賞で逃げて4着

 

なお、20年3着馬は4着でしたが重賞のため該当馬にカウントしています。

 

タフな前傾ラップになることが多い小倉2歳S。
馬場も荒れ気味です。

 

ただ、そのワリに毎年、先行馬が頑張れるのも当レースの特徴。

 

この時期の2歳馬がトリッキーな小倉でスパッと差し込むことじたい、なかなか
難しい事だからです。

 

ですので、すでに「テン激流戦で前へ行って好走してきた」=タフな流れの中、
前追走で好走してきた実績を持つ馬がよく好走している…ということなのでしょう。

 

【ポイント2】ミスプロ!

→この点が小倉2歳Sの最重要項目でしょう。

 

小倉2歳Sはミスプロ持ちの馬の好走が、非常に多いレースです。

 

2012年以降の当レースの好走馬24頭の「血統」を診てください。

12年1着馬  父ミスプロ系
12年2着馬 母父ミスプロ系
12年3着馬  父ミスプロ系
13年1着馬
13年2着馬
13年3着馬 母父ミスプロ系
14年1着馬
14年2着馬 母父ミスプロ系
14年3着馬  父ミスプロ系
15年1着馬 母父ミスプロ系
15年2着馬
15年3着馬 母父ミスプロ系
16年1着馬
16年2着馬
16年3着馬 母父ミスプロ系
17年1着馬
17年2着馬  父ミスプロ系
17年3着馬
18年1着馬  父ミスプロ系
18年2着馬
18年3着馬  父ミスプロ系
19年1着馬
19年2着馬
19年3着馬 母父ミスプロ系
20年1着馬
20年2着馬 母父ミスプロ系
20年3着馬  父ミスプロ系

このように27頭中、半数を超える15頭が「父または母父がミスプロ系」の馬。
高確率です。

 

しかも、ここ2年は馬券圏好走馬の中で最も低人気だった馬がミスプロ持ちでした。

一昨年 ラウダシオン 3着 4番人気
昨年  フォドラ   3着 5番人気

テンから速く流れ、ゴールへ向け失速するタフなラップになるケースが多い当レース。

 

それは、まるでダート短距離戦のような前傾ラップですが、ゆえにダート短距離戦に強いミスプロの血を持つ馬が多く好走する、という事なのでしょう。

 

【ポイント3】「最内枠」が圧倒的に不利

→これも重要ポイント。

近10年の「枠別」の成績を診てください。
1枠馬だけ、極端にアベレージが低調です。

1枠 複勝率 8% 0.0.1.12
2枠 複勝率27% 1.1.2.11
3枠 複勝率33% 3.1.2.12
4枠 複勝率17% 2.1.0.15
5枠 複勝率16% 0.0.3.16
6枠 複勝率11% 1.1.0.17
7枠 複勝率27% 2.3.1.16
8枠 複勝率22% 1.3.1.18

やはり、最終週ゆえ芝コース内側がかなり悪くなっている点が響いているのでしょう。

 

【ポイント4】前走「小倉・新潟」以外の馬が狙い目?

→タイトルどおり。
近10年の前走のコース別の成績を診てください。

小倉   複勝率17% 7.7.6.97
新潟   複勝率 0% 0.0.0.5
—————————
上記以外 複勝率40% 3.3.4.15

 

「上記以外」=前走で函館・福島・中京・京都・阪神を使ってきた馬です。

〈前走で札幌・東京・中山を使ってきた馬の出走はナシ〉

 

このように小倉・新潟を除く上記5場のレースを前走で使ってきた馬が好調。

 

その5場でのレース=小倉よりメンバーレベルが高かったり、レースの内容がシビアだったりすることで、小倉転戦でいきなり通じている面があるのかもしれません。

 

【ポイント5】フェニックス賞の経由馬が不振

→タイトルどおり。
近10年の前走別成績を診てください。

新馬戦     複勝率28% 6.5.7.47
未勝利戦    複勝率15% 2.3.1.33
フェニックス賞 複勝率11% 1.2.0.24

前走でフェニックス賞や未勝利戦を使ってきた馬が不振です。

 

つまり、夏の間に新馬戦を使い、さらにフェニックス賞や未勝利戦も使った馬=
ここまでに最低2走を消化している馬では厳しく、逆に新馬戦を勝った次のレースでいきなりここに挑んできたキャリア1走組のほうが成績が良い、ということ。

 

夏の新馬戦を使い、さらにフェニックス賞や未勝利戦を使い、さらにココも出走となると長距離輸送を何度も行うケースも出てきますし、単純に体力的にも厳しい面があるのでしょう。

 

それよりも、ここまで新馬戦しか使っていない馬のフレッシュ度に賭けたほうがいいレース、ということなのです。