神戸新聞杯の穴馬探し
「神戸新聞杯」の穴馬探しをお届けします。
神戸新聞杯は9月26日(日)に中京で行われる菊花賞トライアルです。
今年も阪神2400mではなく中京2200mで行われます。
さっそく、当レースのポイントを記します。
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【ポイント1】ダービー組強し |
→まずは、施行場に関連性の薄いハナシから掲載しておきます。
近10年の出走馬の前走別成績を診てください。
前走ダービー出走馬が明らかに優勢です。
近10年で9勝15連対。
ダービー 複勝率38% 9.6.2.28
ラジオNIKKEI 複勝率38% 0.1.2.5
オープン特別 複勝率22% 0.0.2.7
3勝クラス 複勝率20% 1.0.0.4
2勝クラス 複勝率14% 0.3.2.31
1勝クラス 複勝率 4% 0.0.1.22
【ポイント2】あえてダービー不出走馬を狙う場合は… |
→それでも「ダービー不出走馬」を狙いたい場合は…
取捨基準に明確なものが存在しますので、下記を参考にしてください。
11年3着 フレールジャック ◆
12年2着 ロードアクレイム ◆
12年3着 マウントシャスタ ◆
13年2着 マジェスティハ- ○
13年3着 サトノノプレス ○
15年3着 トーセンバジル ◆
16年2着 ミッキーロケット ○
18年3着 メイショウテッコ ◆
19年3着 ワールドプレミア ◆
20年3着 ロバートソンキー
これは、近10年の神戸新聞杯で3着以内に好走した30頭のうち「ダービー不出走」だった全10頭の顔ぶれです。
○印=前走2勝クラスで
連対した馬。
◆印=前走でダービー以外の
オープンのレースに
出走していた馬。
10頭のうち9頭にどちらかの印が付きました。
つまり、どちらかの履歴を持つ馬ならダービー不出走でも神戸新聞杯で好走できる
ワケです。
○印の馬について、3歳秋の重賞レースでは、よく「古馬混合2勝クラスで好走した馬は通用する」と言われますが神戸新聞杯も該当するということ。
また◆印の馬について、前走でダービーには出走しなかったものの重賞やクラシックTRといったオープンのレースに出走していた、いわゆる目下オープン級の馬なら
走れるとも言えます。
つまり、逆に言えば「ダービーに出走せずしかも前走2勝クラスでも連対できず or 前走で重賞やクラシックTRにも出走せず」といった馬では勢いも格も足らないため、当レースで穴をあける可能性は極めて低い、ということになるワケです。
【ポイント3】では、昨年のロバートソンキーは… |
→上記【ポイント3】で唯一「該当外」だったのが昨年14番人気で3着のロバートソンキー。
なぜロバートソンキーは中京施行だった昨年、大きな3着穴を空けることができたのか?
当時の会員様向けの「重賞振返り記事」で、ロバートソンキーの激走要因については…
・高速時計に強い父系の力
・キャリアが少なかったぶん
上積みが大きく見込めた
・鞍上の好騎乗、
・好枠を利した
以上が重なっての一発快走と記しました。
昨年は中京施行でした。
今年も中京施行。
条件は同じですから、昨年のこの振返りの中に今年の穴馬の「ヒント」があるのかもしれません。
【ポイント4】今秋の中京芝2200mの注目血統は? |
→今開催の中京では、ここまで芝2200m戦が3クラ行われました。
好走馬の血統(父)を診てください。
★=6番人着以下の穴馬。
11日10R
1着 スクリーンヒーロー
2着 ディープ
3着 ★ ハーツクライ
18日9R
1着 ルーラーシップ
2着 モーリス
3着 ★ キングカメハメハ
19日9R
1着 エピファネイア
2着 ゴールドシップ
3着 ★ ドリームジャーニー
上記9頭のうち、父ロペルト系が3頭と健闘しています。
キングマンボ系が2頭、以上5頭が非サンデー系。
残り4頭がサンデー系。その中でスタミナ寄りの「ステイゴールド系」が19日9Rで2着・3着に入りました。ディープは11日10R2着の1頭のみ。
3鞍で(0.1.0.2)です。
3鞍だけですのでコレだけで断定的な事は言えませんが、野芝向きの軽い血の馬の好走が多かった昨年同時期と比べて「重い」印象も受ける、好走馬の血統ラインナップです。
【ポイント5】昨年の当レースは差し決着だったが今の中京の芝は… |
→ここまでに行われた3クラの芝2200m戦の好走馬の脚質を診てください
★=6番人着以下の穴馬。
11日10R
1着 差し
2着 先行
3着 ★ 先行
18日9R
1着 差し
2着 先行
3着 ★ 差し
19日9R
1着 先行
2着 追込
3着 ★ 差し
「中位から差し込む馬」の台頭がとにかく目立っています。上記9頭のうち差し追込が5頭と健闘。
ちなみに4角で先頭 orあるいは2番手につけた馬は、1頭も3着以内に残せていません。もともと中京芝2200mは中京芝2000mと比べて少し差しが効きやすい舞台ですが、今開催でもその傾向が強く出ている印象です。