シリウスSの穴馬探し
「シリウスS」の穴馬探しをお届けします。
シリウスSは10月2日(土)に今年は中京で行われるダートのG3重賞です。
土曜施行ですのでさっそく、当レースのポイントをお伝えします。
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【ポイント1】4歳断然優勢 |
→まずは施行コースに関連性の薄いポイントを、近10年のデータ傾向で診ていきます。
近10年の当レースの
馬齢別成績を診てください。
3歳 複勝率30% 2.1.0.7
4歳 複勝率38% 2.1.5.13
5歳 複勝率19% 4.3.1.34
6歳 複勝率23% 2.3.4.30
7歳超 複勝率 7% 0.2.0.25
このように4歳優勢。
3歳馬も頑張っています。
芝よりも新陳代謝が遅いダートのオープンですがこのレースについてはベテランの大御所や一戦級の出走が少ないこともあり(実績は少し不足していても)若さと勢いに任せて出てきた若い馬が通用している傾向が出ています。
また、4歳馬の出走が近10年で21頭と少ない原因は「収得賞金持ちの高齢馬」が多めに出てくる事で、収得賞金が少ない4歳馬に出走枠がなかなか回ってこないためですがそんな状況の中、しっかり収得賞金を積み上げてきてココに出てきた若い馬はチャンスが大きい、とも言えるのでしょう。
ともあれ、若い馬に一律1ポイントプラスするくらいて丁度いい一戦です。
【ポイント2】ハンデが重いほど優勢 |
→近10年の当レースの「ハンデ別」の成績を診てください。
53キロ以下 複勝率14% 2.0.1.18
54キロ 複勝率11% 1.1.1.24
55キロ 複勝率22% 3.2.1.21
56キロ 複勝率23% 3.2.1.20
57キロ 複勝率30% 1.4.3.19
58キロ 複勝率36% 0.1.3.7
このようにハンデが重くなるほど複勝率が高くなっています。
まさに「重いハンデの馬ほど買え」の趣。
ハンデ戦=「強い馬」とJRAが判定した馬に重いハンデが課せられますが、体力十分で大型馬が多い強靱なダートオープン馬の場合、そもそも重斤量にへこたれる馬が少ないため、実力上位馬に重いハンデが課せられてもあまり関係なく力どおりに走れてしまうというコトなのでしょう。
【ポイント3】前走オープン特別からの参戦組が不振 |
→近10年の前走クラス別の成績を診てください。
2勝級 複勝率 0% 0.0.0.4
3勝級 複勝率36% 2.2.0.7
オープン 複勝率15% 2.4.6.68
重賞 複勝率31% 3.4.4.24
地方戦 複勝率25% 3.0.0.9
このように前走オープン特別からの参戦組が不振です。
条件クラスから上がってきた馬よりもハッキリ不振。
このレースにおける前走オープン特別出走馬=前走で「夏のローカル」のオープン特別に出走した馬ということになりますが、そんな夏のローカルゆえの一枚格落ちメンバー戦を前走で使っていたような馬では、頭打ち感もあって厳しいのかもしれません。
【ポイント4】当舞台注目の調教は? |
→ここからは今年の舞台=中京ダート1900mに関するデータを、2つお伝えします。
まずは2019年以降の中京ダート1900mの出走全馬の調教場所別の成績を診てください。
栗東CW 複率30% 32.26.26.196
栗東坂路 複率22% 32.29.32.331
美浦W 複率21% 4.7.7.68
美浦坂路 複率26% 2.4.5.31
特に注目が栗東CW。複勝率で断トツですが、「単勝回収率」189%、「複勝回収率」も何と101%あるのです。
つまり、栗東CW組は穴もけっこう空けていてベタ買いでも損をしないレベルという事。今回も注目します。
【ポイント5】当舞台注目の血統は? |
→次に2019年以降、中京ダート1900mの種牡馬ランキングを診てください。
アイルハヴアナザー 複率60% 0.4.5.6
クロフネ 複率40% 1.1.4.9
ゴールドアリュール 複率38% 3.3.2.13
ジャスタウェイ 複率37% 6.3.1.17
キズナ 複率37% 4.5.4.22
オルフェーヴル 複率33% 3.3.3.18
ブラックタイド 複率31% 3.1.1.11
モンテロッソ 複率31% 1.3.1.11
ディープインパクト 複率30% 4.1.1.14
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パイロ 複率14% 0.0.3.18
ベルシャザール 複率12% 1.1.0.15
期間出走数20以上の複率30%以上、および複率15%以下の種牡馬を抜き出してみましたが、今年の出走予定馬の中に何頭かの「当舞台で成績優秀な種牡馬」の産駒がおり、要注意かもしれません。