スプリンターズSの穴馬探し
「スプリンターズS」の穴馬探しをお届けします。
いよいよ秋のG1シリーズが開幕!
スプリンターズSは10月3日(日)に中山芝1200mで行われるG1レースです。
さっそく当レースのポイントをお伝えします。
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【ポイント1】スプリンターズSの「穴血統」は? |
→近5年の当レースで5番人気以下で3着以内に好走した「穴馬」6頭の父・母父を診てください。
16年3着 ソルヴ ダイワメジ ◆ジャングル
17年2着 レッツ ○キンカメ マーベラス
17年3着 ワンス ○アドマイヤ ○ヘクタープ
18年2着 ラブカ バクシンオ ○マイネルラ
18年3着 ライン ○スウェプト ◆トニービン
20年3着 アウィ ◆ジャスタウ ○キンカメ
このように、かなり「穴」血統傾向は偏っています。
○=ミスプロ系。
◆=トニービン内包筋。
どちらかの筋を父や母父に備える馬が近年の「穴」を独占しているのです。
逆に言えば、父・母父どちらにも○◆印が付かない馬は近年、まったく穴を空けていないという事。野芝の高速馬場、かつハイペースワンペースに非常に強いミスプロ筋、ビッグレースで底力を発揮するトニービン筋。
ちょっと力が足らない馬がスプリンターズSで穴をあけるには、両筋が有用となっているのです。
とはいえ上記のように5番人気以下の馬は近年、「2着」までが精一杯。
穴狙いでも「現実的」に買いたいところです。
【ポイント2】スプリンターズSの「要注目」調教は? |
→何はともあれ、下記を診てください。
16年 ミッキーア 50.0秒 2着 2人気
16年 シュウジ 51.1秒 4着 5人気
16年 スノードラ 51.1秒 5着 12人気
16年 ネロ 49.1秒 6着 8人気
17年 ダイアナヘ 51.1秒 15着 4人気
17年 ネロ 48.2秒 16着 15人気
17年 シュウジ 51.5秒 10着 14人気
18年 ワンスイン 51.5秒 6着 3人気
19年 レッツゴー 51.5秒 5着 9人気
20年 モズスーパ 50.8秒 10着 2人気
20年 ビアンフェ 51.4秒 16着 11人気
これは、近5年のスプリンターズSに出走した全馬のうち、最終調教を坂路で行い
「4ハロン時計」が51.9秒よりも速かった11頭の全成績です。
このように成績合計は(0.1.0.10)と散々。
多くの上位人気馬が含まれていながらのこの低調ぶりです。
坂路で51.9秒よりも速い時計を出すと、短距離G1ですからどうしても新聞などで爆走だ!快走だ!と派手に取り上げられます。その分、その馬の馬券も必要以上に売れますが、じつはその期待値ほど走っていないという事。
調教で速く駆けすぎると本番に反動が出るのかもしれませんし、そもそも当レースの性質的に速い調教時計が直結しないという事かもしれません。
ちなみに昨年1・3着馬の坂路最終調教4ハロンは52.3秒・53.7秒でした。
(2着馬はウッド追い)
そんな程度でいいのです。
ともあれ坂路での「速すぎる時計」に騙されるなかれ、です。
【ポイント3】「1番枠」は死に枠? |
→近10年(新潟開催の14年除く)の当レースで1番枠が(0.0.1.9)と連対ナシ。
小回りの芝1200m=「最内枠は有利」と簡単に考えがちですがスピード豊かな一流馬がフルゲートで集うため最内枠の馬は、しっかりハナへでも行かないと内で揉まれがち。よって1番枠=アドバンテージとなりづらいのです。
ちなみに、近10年で唯一3着に好走したのは一昨年のラインスピリット。
武豊騎手が上手に内々で捌いたレースでした。あのような進め方なら何とかといったところです。
【ポイント4】3歳馬低調 |
→近10年(新潟開催の14年除く)の当レースの馬齢別成績を診てください。
3歳馬が低調です。
3歳 複勝率13% 0.1.1.13
4歳 複勝率43% 4.3.5.16
5歳 複勝率21% 3.4.2.35
6歳 複勝率 9% 2.0.1.30
7歳上 複勝率11% 1.2.1.34
斤量も恵まれる3歳馬の成績が良くても不思議は無いのですが経験不足が響くのか、このような低調な結果となっています。
【ポイント5】「逃げた馬」がけっこう馬券に絡む |
→近10年(新潟開催の14年除く)の当レースの「逃げた馬」の成績は(0.3.1.6)複勝率40%。逃げそうな馬については一応は要マークです。