アルテミスSの穴馬探し

「アルテミスS」の穴馬探しをお届けします。

 

アルテミスSは10月30日(土)に東京芝1600mで行われる2歳牝馬限定の重賞です。

 

土曜施行の一戦ですのでさっそく当レースのポイントをお伝えします。

 

 

【ポイント1】関西馬は意欲満々?

→当レース創設以来、全9年の東西別・成績を診てください。

関西馬 複勝率31% 6.3.6.34
関東馬 複勝率13% 3.6.3.78

このように関西馬が関東馬を圧倒しています。
ダブルスコア超え。

 

じつはアルテミスSは、関東の現場からの強い要望に応えるべく創設された重賞です。

 

「関東に、阪神JFの前哨戦が無いのは困る」

「関東馬が関西遠征してファンタジーSを使い、直後に阪神JFも使うと関東→関西に2連続遠征となるのでキツすぎる」

「だから関東にも阪神JFの前哨戦を作ってほしい」

 

そんな関東の現場からの弱気な声&強い要望に応えるために新設されたレースと、創設当時の記事で私も読みました。

 

 

しかし…
いざ始まると「関西」の2歳牝馬が当レースにバンバン遠征してきて、しかもバンバン好走。成績も西高東低。

 

キツい、ツラいと泣いている関東馬よりも、2歳牝馬のこの段階からキツい「長距離遠征」をあえて敢行して賞金も稼ぎにくる意欲満々の関西馬のほうが買える、関東陣営にとって強烈な「シッペ返し」を喰っているかのようなレースと化しているのです。

 

 

【ポイント2】1枠不利

→単純な話ですがこれが、当レースの最大のポイントかもしれません。

 

別掲の秋天とは違って当レースはマイル戦。

 

ですから、同じ東京の芝レースでも決して外枠不利ではありません。

 

むしろ、牝馬戦ゆえ「揉まれる」1枠馬のアベレージが厳しくなっています。下記のように全9年の成績でも1枠馬だけが不振です。

1枠 複勝率 7% 1.0.0.13
2枠 複勝率29% 1.2.2.12
3枠 複勝率18% 1.1.1.14
4枠 複勝率13% 0.2.0.14
5枠 複勝率18% 0.0.3.14
6枠 複勝率18% 0.2.1.14
7枠 複勝率19% 2.0.2.17
8枠 複勝率27% 4.2.0.16

 

 

【ポイント3】距離延長馬が苦しい

→全9年の距離延長/短縮別の成績を診てください。

前走から距離延長 複勝率11% 0.3.2.42
前走から距離短縮 複勝率26% 4.1.2.20
前走と同距離   複勝率22% 5.5.5.52

 

このように、前走から距離延長してきた馬が大不振です。

 

1200mや1400mの短距離色の強いレースを直近で使ってきた馬では、東京マイルの本格戦ではなかなか対応が難しいという事なのでしょう。

 

 

【ポイント4】差して好走した経験がほしい

→全9年の好走馬27頭のうち18頭が、すでに「中団付近から差して」3着以内に好走した実績を持っている馬でした。

 

スピード任せに前へ行ってそのまま押し切るだけではなく、しっかり抑えて進めて最後の脚を伸ばす形で好走した「実績」がこのレースでは活きる、ということ。差して好走した実績に注目を。

 

 

【ポイント5】最終追い切りのココに注目!

→前5年の最終調教の内容別・成績を診てください。

栗東・終い12.9以内 複勝率56% 4.2.4.12
栗東・終い13.0以上 複勝率 0% 0.0.0.6
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美浦・終い12.9以内 複勝率16% 0.3.1.21
美浦・終い13.0以上 複勝率 6% 1.0.0.17

 

難しい解説は必要ないでしょう。栗東で追いきって、終い12.9秒以内で上がってきた馬が断然、好成績です。もちろん狙いたいのはコレに該当する馬となります。

 

 

【ポイント6】○○戦勝ちの馬が意外に健闘

→全9年の前走別成績を診てください。前走で○○戦を使ってきた馬の成績が良好です。

新馬戦   複勝率15% 2.3.1.33
○○戦      複勝率32% 4.2.3.19
1勝クラス 複勝率16% 0.2.3.26
オープン  複勝率19% 3.2.2.34

 

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○○の答えは
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逆に新馬戦組は平凡。新馬戦を勝った直後=今回がキャリア2走目の馬よりも、○○戦を勝った直後=今回がキャリア3走目の馬のほうが、場数を踏んできている分だけ優勢のいうことなのでしょう。