ターコイズSの穴馬探し
【ポイント4】中山芝1600m戦の最近の「調教傾向」
→今開催の中山芝1600m戦における、最終調教の「強さ」別の成績を診てください。
馬ナリ 複勝率23% 1.3.2.20
強め 複勝率38% 2.0.1.5
一杯 複勝率 0% 0.0.0.11
このように、一杯に追ってきた馬が全滅。
さほど時計が速くないタフな馬場状況、しかも元々タフな中山マイル、かつ冬の時期ですので、直前で目一杯に追って何とか体調面をレースに「間に合わせた」ような馬ではなかなか厳しいという事なのでしょうか。
【ポイント5】「上がり最速」をマークするタイプは信用できない
→近6年の好走馬18頭の「出走メンバー中での上がり順位」を診てください。
15年1着馬 上がり10位(34.5)
15年2着馬 上がり7位(34.4)
15年3着馬 上がり12位(34.8)
16年1着馬 上がり2位(34.2)
16年2着馬 上がり1位(34.1)
16年3着馬 上がり6位(34.9)
17年1着馬 上がり4位(34.2)
17年2着馬 上がり7位(34.4)
17年3着馬 上がり1位(33.9)
18年1着馬 上がり5位(35.0)
18年2着馬 上がり11位(35.4)
18年3着馬 上がり1位(33.9)
19年1着馬 上がり7位(34.9)
19年2着馬 上がり4位(34.6)
19年3着馬 上がり4位(34.6)
20年1着馬 上がり5位(35.7)
20年2着馬 上がり3位(35.4)
20年3着馬 上がり3位(35.4)
このように、上がりが速くなかった馬の好走が目立ちます。
2018年は上がり5位馬+11位馬のワンツー。
昨年・一昨年も上がり1位&2位の馬が馬券に絡みませんでした。
これは重賞に格上げされた近6年に限ったハナシではありません。それ以前もずっとそうです。近10年に遡って診てください。
10年1着馬 上がり2位(33.1)
10年2着馬 上がり5位(33.6)
10年3着馬 上がり5位(33.6)
11年1着馬 上がり7位(34.6)
11年2着馬 上がり3位(34.3)
11年3着馬 上がり10位(34.8)
12年1着馬 上がり7位(34.6)
12年2着馬 上がり3位(34.3)
12年3着馬 上がり10位(34.8)
13年1着馬 上がり2位(34.6)
13年2着馬 上がり8位(35.2)
13年3着馬 上がり1位(34.2)
14年1着馬 上がり9位(35.0)
14年2着馬 上がり3位(34.3)
14年3着馬 上がり6位(34.7)
このように上がり最速馬が一度も勝っていません。
馬券圏に届かなかったケースも多々あります。
ちなみに、近10年の上がり最速馬の成績は(0.1.3.6)。極めて不振です。
中山マイルの特性、当レース自体の性質からキレる脚・鋭い瞬発力は「無いほうがベター」。
それよりも、程々の位置を取ったうえでパワー・スタミナを活かして坂をジリジリと上がり、最後まで渋太く粘り込むような粘着質の脚を使える馬のほうが走れるレースなのです。