みやこSの穴馬探し
「みやこS」の
穴馬探しをお届けします。
みやこSは
11月6日(日)に
今年も阪神で行われる
ダートG3重賞です。
12月4日のダートG1・
チャンピオンズCへの
ステップレース。
さっそく、当レースの
ポイントを記します。
【ポイント1】休明けの馬が大苦戦しているレース
→開催場に関係のない
話ですので、今年も
取り上げます。
G1のステップとして
2010年に創設された
当レースですが
創設以降、昨年までの
みやこSに中12週超の
休明けで出てきた馬は
全部で36頭。
その36頭の合計成績は…
なんと(0.3.3.35)。
複勝率15%。
しかも36頭中14頭が
1・2・3番人気ですが
(0.1.1.12)と壊滅。
とにかく、
休明けの馬が人気でも
全然走らないのです。
ダートのオープン=
冬を中心とした短期に
GIレースが目白押し。
秋・冬の約4ケ月に
3つ以上のGIに出る馬も
珍しくありません。
ゆえにダートの場合、
芝のG1戦線とは違い
みやこS等の前哨戦に
かなりの余裕残しで
出てくるケースが
多いのです。
休明けの馬が前哨戦の
みやこSで苦戦している
最大の要因はおそらく
それでしょう。
またダート馬は芝馬に
比べて「休明けを叩いて
少しずつ良くなる馬」が
多いことも、この現象を
助長している面があると
思います。
ともあれ、これほど
休明けの馬が走って
いませんから休明けの
馬の評価は理屈抜きで
割り引きたいところ。
【ポイント2】前走シリウスSからの転戦馬も不振
→開催が休止された
2018年を除く
2011年以降近10年の
当レース出走馬で、
前走シリウスSからの
転戦馬が(0.1.3.21)と
未勝利。複勝率16%と
パッとしません。
シリウスS=ゆったり
流れる阪神2000m。
逆に当レースはけっこう
毎年忙しく流れがち。
(しかも今年も舞台は
京都よりも忙しい阪神)
そんな流れの違いも
シリウスS経由馬の
苦戦に繋がっている面は
あると思います。
実際に、
シリウスS経由馬を含めた
「前走で1900mよりも
長い距離を使ってきた馬」
じたいの当レース成績が
(2.5.6.67)複勝率16%と
良くないことも、その点を
実証していると思います。
【ポイント3】前走で下級条件に出走していた馬も不振
→開催が休止された
2018年を除く
2010年以降近10年の
当レース出走馬の、
前走別成績を診てください。
条件戦 複勝率13% 0.2.0.14
オープン 複勝率24% 6.3.1.31
重賞 複勝率22% 4.3.6.45
地方戦 複勝率16% 0.2.3.27
このように前走で
条件戦を使った馬が
未勝利。複勝率も最低。
下級条件を勝ってきた
「勢い」が通じづらい
レースと言えます。