競馬法

1908年10月1日に新刑法が施行され、馬券発売はこれに違反するとの議論がなされ、政府は馬券の発売を禁止したものの、1923年に競馬法(いわゆる旧競馬法)が施行され、馬券発売が復活した。ところが、クラブ(許可を受けた社団法人)による競馬の施行には様々な問題がつきまとい、全国的規模の競馬団体を創設し、ひとつの有機体として競馬の運営がなされることが強く望まれ、馬政調査会の答申を受け、1936年競馬法の一部を改正する法律が施行され、日本競馬会が設立されることとなった。終戦後、競馬の施行方針に関するGHQの意向は、民間への完全開放もしくは国または地方公共団体による施行ということであり、地方競馬をあわせて規定した新競馬法が施行され、国営競馬時代が始まった。しかし、民間移管議論が高まりを見せ、競馬法の改正により日本中央競馬会が設立され、国営競馬を引き継ぐこととなった。

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