朝日杯FSの穴馬探し
「朝日杯FS」の穴馬探しをお届けします。このレースは12月17日(日)に京都競馬場で芝1600mの2歳G1として行われます。近年は阪神での施行が多かったため、過去10年のデータは阪神でのものを基に考察しますが、ポイントによっては京都競馬場の傾向も考慮します。
以下、当レースの注目ポイントを解説します。
【ポイント1】レース間隔が空きすぎた馬は苦しい
過去10年の成績データでは、前走からの間隔が10週以上空いている馬は複勝率7%と極端に低い成績を示しています。
- 中10週以上: 複勝率7%(0.1.0.14)
- 中9週以下: 複勝率19%(10.9.10.120)
該当馬(軽視対象)
- トータルクラリティ
- ニタモノドウシ
これらの馬は休養明けの影響が大きいと考えられるため、評価を下げる必要があります。
【ポイント2】キャリアが多すぎる馬も不利
キャリアが多い馬ほど成績が悪化する傾向が顕著です。
- 1戦: 複勝率50%(1.0.2.3)
- 2戦: 複勝率28%(5.5.3.34)
- 3戦: 複勝率16%(3.4.1.41)
- 4戦以上: 複勝率10%(1.1.4.56)
デビューから短期間で結果を出している馬が有利で、キャリアを積み過ぎた馬は評価を下げるべきです。
【ポイント3】前走5着以下の馬も苦しい
前走で5着以下だった馬は複勝率がわずか3%と非常に低い成績です。一方、前走1着馬は勝ち馬10頭すべてが該当することから、必須条件といえます。
- 前走1着: 複勝率27%(10.6.8.66)
- 前走5着以下: 複勝率3%(0.1.0.31)
【ポイント4】京都外回りマイルの血統傾向
京都競馬場外回りマイル戦での血統成績に注目すると、特定の種牡馬の成績が際立っています。
- 好成績の種牡馬:
- バゴ(複勝率100%)
- サトノダイヤモンド(複勝率67%)
- ルーラーシップ(複勝率50%)
一方、モーリス産駒やキズナ産駒は近年不振であり、人気でも評価を下げるべきです。
【ポイント5】大穴の共通点
過去10年で2ケタ人気の大穴馬が馬券に絡んだのは4頭。その共通点は以下の通りです。
- 前々走または前走で芝1400mを使用。
- その際、好位または中位から差し切り勝ちをしている。
該当馬(注目)
- ランスオブカオス
- パンジャタワー
これらの馬はスピードが求められる1400m戦で結果を出しており、穴馬として期待できます。
【ポイント6】1勝クラス転戦組の不振
前走が1勝クラスの馬は複勝率6%と大不振。新馬戦や重賞を経由してきた馬と比べてスケール不足とみなされる傾向があります。
【ポイント7】逃げ不利の傾向
阪神施行の過去10年では逃げ馬の成績は(0.0.1.9)と非常に厳しいものがあります。好位~中位からの差し脚が有利な展開が続いており、今年の荒れた京都馬場ではこの傾向がさらに強まると予想されます。
まとめ
注目ポイントに該当する馬を選び、穴馬狙いで勝負するのが吉です。特に、ランスオブカオスとパンジャタワーは大穴候補として注目の存在です。一方、休み明けやキャリア過多の馬は評価を下げ、1勝クラス経由の馬も割引対象としましょう。