関東牝馬&クラシック組に注目!NHKマイルC攻略法
2024年5月12日(日)、東京競馬場で開催される3歳マイル王決定戦「NHKマイルカップ(GⅠ)」。混戦必至のこの舞台で、今年も“伏兵”が馬券圏内に飛び込んでくるかもしれません。本稿では、「穴馬」の可能性を探るべく、過去データから導き出された8つの注目ポイントに沿って徹底分析します。
ポイント1:穴でも「ディープ」&「キングカメハメハ」系に要注意!
ここ7年のNHKマイルカップで、3番人気以下で好走した14頭のうち、実に12頭が「ディープインパクト」または「キングカメハメハ」の血を持っていました。血統のどこに潜んでいようと、父・父父・母父のどこかに“ディープ”か“キンカメ”が入っていればチャンスありというわけです。
昨年10番人気で3着に突っ込んだロジリオンも、父父がキングカメハメハ。穴党としては、無視できない筋の通った傾向です。今年もこの両主流血統を色濃く持つ馬に妙味あり。
今年の該当馬は以下の11頭です:
- アルテヴェローチェ
- イミグラントソング
- ティラトーレ
- ミーントゥビー
- モンドデラモーレ
- ヤンキーバローズ
- マイネルチケット
- ランスオブカオス
- ショウナンザナドゥ
- チェルビアット
- マジックサンズ
中でもショウナンザナドゥ、マジックサンズ、アルテヴェローチェといった面々は、人気的にも妙味十分な存在です。
ポイント2:「関東の牝馬」が台風の目になるか?
NHKマイルカップは近10年で牝馬の複勝率が23%。牡馬(15%)よりも明らかに好成績です。しかも、牝馬好走9頭のうち、実に7頭が関東馬。これは、あえて牡馬相手の舞台に送り出されるだけの「勝負気配」があるからこそでしょう。
特に3歳牝馬にとって、春のこの時期の遠征は容易ではないだけに、陣営の本気度がうかがえます。今年も出走する関東の牝馬には要注目です。
ポイント3:前走「短距離組」は苦戦傾向鮮明
前走1400m以下から挑んだ馬は、過去10年で(1.0.2.32)。複勝率9%と惨敗続きです。東京マイルは「距離以上のスタミナ」が問われる舞台とよく言われますが、その言葉通りの結果が出ています。
一方、1800m以上からの臨戦組の複勝率は23%と好成績。距離延長ローテはやはり難しいようです。
ポイント4:「前走1番人気馬」は信頼していい
前走1番人気だった馬の成績は、(4.4.1.17)で複勝率35%。着順は関係ありません。つまり、人気を集めるだけの素質と期待があった馬は、それだけで狙い目ということです。
不利や展開のアヤで前走は負けていたとしても、人気に推された実力馬が巻き返す――そんなシーンを見逃してはいけません。
ポイント5:「前走非重賞組」は買いにくいが…
前走で重賞に出走していた馬の複勝率は18%。これに対し、非重賞組はわずか6%。この傾向だけを見ると、非重賞組は完全に「買えない」ように見えます。
ただし、例外はあるもの。過去10年で2頭だけ好走した非重賞組は、ともに13番人気・17番人気の大穴。つまり、買うなら一発狙いのヒモ候補として――これが正解かもしれません。
ポイント6:やっぱり「クラシック組」は侮れない!
前走で皐月賞または桜花賞に出走していた馬の成績は(5.4.0.22)。つまり、連対馬20頭中9頭がこの「クラシック経由組」だったわけです。
これほど明確な実績があるなら、やはり皐月賞・桜花賞からの転戦組は軽視できません。今年の該当馬は以下の5頭です:
- ヴーレヴー
- マピュース
- ショウナンザナドゥ
- チェルビアット
- マジックサンズ
血統でも該当するショウナンザナドゥ、チェルビアット、マジックサンズは、まさに注目のダブル該当馬となります。
ポイント7:逃げ馬は「血統と人気」がカギ
逃げ馬が好走したのは過去10年でわずか3頭。しかし、この3頭には共通点があります。すべて「ダイワメジャー産駒」で、2頭は1番人気。
つまり、タフな流れに耐え、前で押し切れる力を持つダイワメジャー産駒で、しかも人気を背負えるだけの実力馬でなければ、逃げ切りはほぼ不可能ということ。
逃げ馬を買うなら、まずは血統と人気をよく確認したいところです。
ポイント8:調教コースにも「明暗」アリ!
最終追い切りを行ったコースにも成績差が顕著に出ています。栗東坂路組は複勝率23%と好調である一方、栗東Cウッド組は(1.0.0.22)で複勝率わずか4%。
過去7年でたった1頭しか好走していない栗東Cウッド組は、信頼に足る根拠が見当たりません。今年もこの傾向はしっかりと頭に入れておきたい材料です。
終わりに:今年の「穴馬候補」はこの馬たちか?
今回の分析を踏まえ、「ポイント1(ディープ・キンカメ血統)」と「ポイント4(クラシック経由)」のダブル該当馬は以下の3頭。
- ショウナンザナドゥ
- チェルビアット
- マジックサンズ
血統・実績・ローテーションという3拍子揃った注目の存在。今年の“妙味ゾーン”を担う存在として、押さえておく価値は十分です。
果たして、2024年のNHKマイルカップで笑うのはどの陣営か。そして、どの「穴馬」が波乱の立役者となるのか。注目の一戦が、まもなく東京の芝1600メートルで幕を開けます。
AI予想:データとロジックが導き出す3頭
過去データに基づいた8つの「ポイント分析」と、出走馬それぞれのプロフィールを照らし合わせ、AIが導き出した今年のNHKマイルカップ勝ち馬候補は以下の3頭です。
◎ 本命:マジックサンズ(牡3・10番・武豊・10.1倍 4番人気)
父父がキングカメハメハ、前走は皐月賞に出走と、「ポイント1(血統)」と「ポイント6(クラシック経由)」のダブル該当馬。さらに、武豊騎手のGⅠでの勝負勘と、この舞台への適性も魅力。人気は中位で、妙味も十分。多くの好走傾向に該当する“教科書通り”の穴馬です。
○ 対抗:ショウナンザナドゥ(牝3・2番・池添・42.4倍 14番人気)
ディープインパクト系の血を持ち、桜花賞からの参戦。牝馬・関東馬・クラシック経由という、まさに「穴の条件」をフル装備した存在。人気はまったくないが、データの裏付けは強力。激走あって驚けない1頭です。
▲ 単穴:イミグラントソング(牡3・6番・ルメール・5.6倍 2番人気)
人気上位ながら、ディープ系の血を引く良血馬。前走のパフォーマンスも上々で、鞍上ルメールという点からも信頼性は抜群。データ的にも血統該当、さらに1番人気想定のアドマイヤズームよりもマイル適性とタフな東京向きの可能性が高い。
3頭それぞれが異なるポジションから光を放つ存在。今年のNHKマイルカップは、血統とローテーションが重要なカギを握りそうです。
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