京王杯SC2025|安田記念の前哨戦で光る穴馬をAI予想
5月3日(土)、東京競馬場で芝1400mのGII重賞「京王杯スプリングカップ」が開催されます。安田記念への重要な前哨戦という位置づけのこのレース。土曜開催ということで、週末の一発目に狙いたい「穴馬探し」のヒントを7つの視点から掘り下げてみましょう。
ポイント1:東京新聞杯・高松宮記念組が好調
過去10年の成績をひも解くと、前走が東京新聞杯だった馬は【1.1.1.1】で複勝率75%、高松宮記念組に至っては【6.3.3.18】で複勝率40%を記録。この2レースからの転戦馬が好成績を挙げている事実は無視できません。
特に高松宮記念組に注目すべき理由は、「マイルは長い」と判断されたスプリンターたちが、1400mのここで本気勝負に出てくる点。加えて、直線スピード勝負の東京1400mに向けて、1200mのGⅠで息を整えてきた流れも追い風になるようです。
また、両レースとも左回り。つまり回りの巧者が順当に力を発揮しているとも言えるでしょう。
今回該当する注目馬:
カンチェンジュンガ、スズハローム、バルサムノート、トウシンマカオ、トゥラヴェスーラ、ママコチャ
ポイント2:大穴馬の共通項は「左回りGⅠで好走歴」
2014年以降、2ケタ人気で馬券圏に入ったのはわずか3頭。その3頭には明確な共通点が存在しました。それは「左回りGⅠで4着以内実績がある」ということ。
14年レッドスパーダ(10番人気1着)は09年NHKマイルカップ2着。17年クラレント(11番人気2着)は15年安田記念3着。そして21年トゥラヴェスーラ(10番人気2着)は21年高松宮記念4着と、いずれも左回りの最高峰レースで善戦経験あり。
東京芝1400mというコースの特性上、左回り巧者であることは何よりの武器。それが大穴をあける下地になっているのです。
今回該当する注目馬:
オオバンブルマイ、ロジリオン、トウシンマカオ、トゥラヴェスーラ、ママコチャ
ポイント3:前走「前々」で競馬した馬は不振
近6年で前走4角先頭~3番手だった馬の成績は【2.1.1.20】で、複勝率はわずか17%。昨年も人気を背負った馬が前に行って凡走しました。
一方、前走4~6番手で運んだ馬は【2.3.1.12】と、複勝率33%で好調。速い流れの中、少し控える形で仕掛けどころを待てる馬が、このレースに向いているということでしょう。
ポイント4:前走1着馬は勝てないジンクス
過去10年、前走1着だった馬は【0.1.3.18】で勝ち星なし。複勝率も18%と低調です。非・前哨戦のGⅠなどで勝って勢いがあったとしても、メンバーが揃うこのレースでは簡単には通用しないというデータが出ています。
勢いだけでは突破できないのが京王杯スプリングカップの現実です。
ポイント5:牝馬が苦戦する舞台
短距離重賞で牝馬が強いイメージはありますが、こと京王杯スプリングカップに限れば話は別。過去10年で牝馬は【1.2.0.21】と複勝率13%にとどまり、牡馬・セン馬の【9.8.10.104】(複勝率21%)と比べてもその差は歴然です。
ヴィクトリアマイルが同週にあるため、本当に強い牝馬はそちらに出走しがち。残った牝馬は「短距離寄り」か「二線級のマイラー」となりやすく、厳しいレースとなる傾向が見て取れます。
ポイント6:馬ナリ調教馬が有利
近9年での最終追い切りの内容を見ると、馬ナリで追った馬が【9.5.7.67】と複勝率24%。一方、強め・一杯で追われた馬は【1.5.3.56】で複勝率14%にとどまります。
晩春の汗ばむ季節、体ができている馬は軽めの調整でOK。それに対し、強く追われる馬はどこかに課題が残ると見るべきです。勝ち馬は大半が馬ナリ組という事実にも注目すべきでしょう。
ポイント7:内枠(1・2枠)は壊滅的
最後のポイントは枠順。過去10年で1・2枠の馬は【0.0.3.29】と、連対実績ゼロ。複勝率もわずか9%です。
直線が長く、ポジション取りが重要な東京芝1400mでは、内枠に入ると馬群に揉まれて力を発揮できない場面が多々ある様子。内に入った時点で割引が必要になるレースです。
AI予想:勝ち馬候補3選
京王杯スプリングカップの過去データと出走馬の特徴を照らし合わせ、本レースで好走が見込まれる馬をAIが3頭ピックアップしました。それぞれの選出理由を丁寧に解説します。
トゥラヴェスーラ(8枠11番)
本レースの「最注目」と言えるのがこの馬。過去データからは、以下の2点において非常に高い適性が示されています。
まず、前走が高松宮記念であり、「ポイント1」の高評価グループに該当。複勝率40%というアベレージは、このレースにおける最も信頼のおけるローテーションです。
加えて、左回りGⅠでの好走歴も持ち合わせ、「ポイント2」の条件もクリア。21年の高松宮記念4着という実績は、大穴を空ける下地としては申し分なし。
枠も8枠と外寄りで、内枠不利の傾向(ポイント7)を回避できている点も好材料。前走の着順や人気に関係なく、この舞台では一発の可能性が十分にあります。
ママコチャ(3枠3番)
続いて注目したいのが牝馬のママコチャ。ただし「ポイント5」で牝馬の成績が芳しくない点は承知の上。それを補って余りある要素がこの馬にはあります。
まずは前走・高松宮記念組(ポイント1)という点、さらに左回りGⅠでの4着以内実績(ポイント2)も持ち合わせ、該当馬の中で数少ないダブルチェック済みの存在。
牝馬が苦戦する舞台といっても、この馬は例外視するに足るバックボーンを持っており、逆に人気が落ちれば妙味も増します。
唯一の不安は内寄りの3枠ですが、そこをこなせば勝ち負けに加われる地力は十分です。
トウシンマカオ(7枠9番)
スピードを武器に安定した走りを見せてきたトウシンマカオも、今走は狙い目。高松宮記念組(ポイント1)かつ左回りGⅠ好走馬(ポイント2)であり、トゥラヴェスーラ・ママコチャと並ぶ三重丸候補です。
斤量58.0kgという点が少し重たい印象はあるものの、逆にそれだけ実績を積んでいる証。7枠というポジションもプラス材料で、コース取りの自由度が高まります。
昨年の京王杯SCでも好走しており、舞台適性の裏付けもある一頭。力でねじ伏せるタイプなだけに、馬場が少しでも時計のかかる状況なら一気の押し切りも。
この3頭は、データと傾向に裏打ちされた「本気の勝ち馬候補」。中でもトゥラヴェスーラは、穴馬の資格をすべて満たしたAI本命です。
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