NZT2025の穴馬3選!AI予想で激走候補を公開
4月12日(土)、中山競馬場で行われる3歳GIIマイル重賞「ニュージーランドトロフィー(NZT)」は、NHKマイルカップへの重要な前哨戦として注目されている。上位3頭にNHKマイルCの優先出走権が与えられるこの一戦、穴馬を狙うなら絶対に見逃せないポイントがいくつもある。過去10年のデータから導き出される“勝ち筋”を、ここでひとつずつ整理していこう。
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ポイント1:「非サンデー系」が穴を連れてくる
NZTで“人気薄”の激走といえば、非サンデー系の血統に注目すべきだ。過去10年で4番人気以下で馬券に絡んだ14頭のうち、なんと11頭が非サンデー系の父を持つ馬だった。この数字は偶然ではなく、むしろ中山のタフなマイル戦においては、スピードよりもパワーがものを言う証左といえるだろう。
08年、09年、10年、14年といった古い年の成績も含めれば、非サンデー系の血を持つ馬が人気薄で馬券圏内に食い込む姿は何度も見られてきた。実力的に見劣るようでも、血統的な相性があれば互角に渡り合えるレース、それがNZTなのである。穴党にはぜひ注目してほしい傾向だ。
ポイント2:関西馬が圧倒的に強い
東西対決で明暗が分かれるのが、このNZTの特徴でもある。過去10年のデータでは、関東馬の複勝率が15%であるのに対し、関西馬は実に29%と倍近い好成績を収めている。
アーリントンカップの時期移動によって多少の影響があるかと思われたが、関西馬の強さは揺るがない。賞金を求めて積極的に遠征してくる姿勢、そして実力、それらが数字に表れている。東高西低が続くこの構図、見逃す手はない。
ポイント3:牝馬が勝てない
複勝率で見ると牡馬21%、牝馬17%とそれほどの差はないように思えるが、勝利数に注目するとその差は歴然。牝馬は過去10年で一度も勝利していない。
タフな中山マイルを勝ち切るには、やはり牡馬の持つスタミナとパワーがものを言うのか。複勝圏に滑り込む程度ならともかく、勝ち馬に選ぶなら牡馬が基本線となる。
今回の出走予定馬の中で、軽視すべき牝馬としては以下の8頭が該当する。
- コートアリシアン
- ベイビーキッス
- ミストレス
- ミーントゥビー
- ルナルーチェット
- ムイ
- ブリティディーヴァ
- ルージュラナキラ
ポイント4:前走大敗からの巻き返しは期待薄
NZTでは、前走で大敗した馬の巻き返しはほとんど起きていない。過去10年で前走10着以下だった馬の成績は、0.0.1.30。30頭中29頭が馬券外に消えている。
いくら前走が格上レースであっても、あるいは不利があっての敗戦だったとしても、この舞台ではリセットしての一発逆転は望み薄。大敗明けの馬は慎重に取捨したい。
ポイント5:「1枠」はそれほど有利ではない
中山マイルと聞けば「内枠有利」と反射的に思ってしまう人も多いだろうが、NZTに限ってはそのセオリーは通用しない。1枠の複勝率は18%と平凡で、むしろ2・3枠が34%と最も高い好成績を誇っている。
狭いコースでの捌きに苦労する馬も多く、1枠だからといって過信は禁物。中枠で自在に動ける馬の方が、リズム良く運べる可能性が高い。
ポイント6:前走1400m組が大不振
距離適性という観点からも重要なポイントがここ。前走1400mを使ってきた馬の成績は、複勝率10%(2.1.2.44)と、極めて低調。
これに対し、前走が1200mの馬は複勝率33%、1600mは23%、1800m以上は27%と健闘している。つまり、1400mという中途半端な距離を走ってきた馬は、このタフな中山マイルに適応しきれない傾向があるのだ。
今回の出走馬で、この“鬼門”に当てはまるのは以下の3頭だ。
- ムイ
- ブリティディーヴァ
- ルージュラナキラ
ポイント7:前走東京出走馬が大不振
そして最後に、見落としがちな重要ファクター。前走が東京だった馬の成績が、まったく振るわないという事実。過去10年で23頭出走して(0.2.1.21)、複勝率はわずか13%。
2月の東京という早い時期に、広くて直線の長い東京競馬場を使ってきた“本格派”の馬が、中山の小回りで流れの速いレースに戸惑うという構図が透けて見える。適性のミスマッチが、数字にも明確に表れている。
AI予想:勝利を手にする3頭はこの馬たちだ!
データの傾向と出走馬情報をもとに、AIが導き出した勝利候補は以下の3頭だ。それぞれの馬に託された“買い”の根拠を、ここでご紹介しよう。
1. アドマイヤズーム(5枠7番・牡3・57.0)
牡馬、関西馬、そして前走1400m組にも牝馬にも該当しないという点で、NZTの好走条件をすべて満たしている馬。さらに5枠はやや低調な傾向があるとはいえ、馬自身の条件相性は非常に高く、馬場がタフになる中山では地力が問われるだけに、信頼感が光る。勢いそのままに重賞獲りを狙える存在だ。
2. シュバルツマサムネ(5枠8番・牡3・57.0)
こちらもアドマイヤズームと同じく、牡馬×関西馬の組み合わせ。非サンデー系血統の可能性が高い点でも、ポイント1の“穴馬条件”に該当する可能性を秘める。器用な立ち回りが求められる中山で、自在な先行力を持つタイプならば、展開次第では一発も。
3. ストレイトトーカー(8枠14番・牡3・57.0)
外枠が不利とされがちな中山マイルだが、6〜8枠の複勝率は17%と決して悪くはない。そしてストレイトトーカーは牡馬であり、牝馬・1400m・東京組の不安要素を一切抱えない。重賞での激戦経験があれば、ここで地力が問われる展開でも存在感を見せることは十分可能だ。
3頭ともに「牡馬」「非1400m前走」「牝馬回避」「東京組回避」の条件を満たしており、NZTで好走するための“王道パターン”を体現している馬たちだ。今年のNZTはこの3頭を中心に、展開・枠順を絡めた馬券構築がカギを握るだろう。